MKのカウントダウン(ますみさん)

1997.12

スワンのパリオでディナーを予約していたので、そこで夕食を済ませてから、バスでマジックキングダムへ。とりあえず、中央のウォルト・ディズニーとミッキーの像の近くにカウントダウンのショウを見る場所を確保しました。
植え込みの手前に荷物を置いて、夫と長女は「ちょっと見てくる」などと言いながらどこかへ行ってしまいました。残された3人がブロックによしかかりながらショウを見ていると、場所を求めた人たちが後ろの植え込みを乗り越えてブロックの上の柵に座りだしました。
足が植え込みの中にあると注意されますが、柵に腰掛けている分には何も言われません。
わが家の向かい側にも日本人家族が場所取りをしていましたが、彼らはブロックによりかかって座って待っていたので、真ん前の柵の上にたくさんの人が座ってしまいました。

アメリカ人には、およそ場所取りという発想がないようです。その時、その場所に、全員が揃っていなければ、ショウを見る意志がないと思われてしまいます。敷物や荷物を置いておいてもダメです。
場所取りを頼んで、ちょっとショッピングなどと言うのは、ショウを見る楽しみを放棄し、ショッピングを選んだと解釈されます。
これは、アトラクションの順番待ちの行列にも当てはまります。
行列に並ぶには、トイレなどもちゃんと済まし、全員揃って並びましょう。

ショウが一段落ついて、また人が流れ出した時に夫と長女が帰ってきました。なんと、二人でスプラッシュマウンテンに乗ってきたとか、弟と妹にブーイングの嵐を浴びていました。
場所取りはアメリカでは無効であることを理解した夫は、荷物や敷物を片づけ家族全員を柵の上に座らせました。それから約2時間、ずっと柵の上に座りっぱなし、かなりお尻が痛かったです。

わが家が柵の上に陣取ったところ、その前のブロック沿いに高校生くらいの集団がやってきました。引率の年輩の方が一人いましたので、ゼミ旅行かなにかだろうと夫は言っていましたが、夫の爪先が彼らの帽子(カウントダウン用の帽子を正面入り口で配っている)に触りそうになりました。
夫は、不自由な英語で頭上に注意と言ったのですが、エクスキューズミーとハットしか通じなかったので、「その帽子はどこで貰ったのか?」といっていると思われてしまい、余分な帽子を2個くれました。
その上、一人の女の子がウィンドブレーカーのフードを被るとき、夫に向かってなにか言ったのですが、それも何を言っているのか判らない、ただ文末の「〜〜〜、イヤー」だけ判ったので、返事に困った夫は「ハッピーニューイヤー」と返しました。これが大うけ、わけの判らないうちに、みんな仲良しで盛り上がりました。
おそらく、最初彼女は「耳が寒いから、フードを被るの」とか何とか言っていたのでしょう。たまたま、イヤーとイヤーが洒落になり、どっと受けたようです。
彼女はその会話を友達にくり返して、笑っていました。
ショウやパレードの合間に、一緒に写真を撮ったり、握手をしたり、もっと帽子をくれたり、とにかく楽しかったです。(彼らの方から、「この家族と写真を撮ろう」とか言ってきました)

カウントダウンの花火は、一番盛大です。ラストには、四方八方から上がりま
す。


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