気がつけばタイ日記


5月3日


明日は朝イチに出発しなくてはいけないので、バンコクを回るのも今日が最後だ。
朝から土産を買ってしまうつもりで早く起きるが、MBKが10時からなので、いきなりヒマになる。
以前味をしめたエラワン・プームに、ひょっとしたらまた象がいるかもしれないと、時間潰しに行ってみるが、やっぱりいなかった。
歩いていくので、往復で1時間以上かかってしまい、朝からバテバテ。

土産を山盛り買って、一旦ホテルに戻る。

タイも今日で終わりということは、実質的な食事もあと2回か…。
ここで、昨日のヤワラーの恨みもはらさないといけないでしょう!!
ガイドであたりをつけていた、シーロム通りのシーフードレストランへ、タクシーで向かう。

ここは水槽に泳いでるエビ・蟹を指定して、調理してもらう方式らしい。値段も100g単位の量り売り。
そこで、エビをバーベキューに。蟹をカレー炒めにしてもらう。
ついでにシンハーも、生ジョッキだぁ!!

う、美味い!!(涙)

真っ昼間からかなり豪華な飯を食ってる気がするが、まあいいか。



これでもかのシーフード
エビ、カニとも文句なし!!
さすがに値段がはるが雰囲気もいいし、お薦め。


すっかりお腹一杯になって、ヤワラーの恨みもはれたよ。

その後、シーロム通りをさんざん歩き倒し、残りの土産も全て買う。
はぁ、さすがに疲れたな。
流しのトゥクトゥクをつかまえて、一度ホテルに戻る。マルヤマも相当疲れたらしく、昼から酒を飲んだこともあって、2人でバッタリ倒れた。
ズッと歩きっぱなしだもんな。

ただ、倒れながらも、どうしても気になることが1つだけある。

ムエタイだ!!

月曜日は7時から、ラーチャダムヌーン・スタジアムで開催されているらしい。
疲れてはいるが、このまま思い残して帰るのはもっとイヤなので、思い切って観に行くことにする。

トゥクトゥクでスタジアムまで。
着いたなりダフ屋に囲まれるが、無視して窓口へ直行する。
リングサイドが1000バーツ。2階席が330バーツ。3階席が230バーツ。
迷うことなく3階席を2枚。
スタジアム自体、古い建物だし、怪しげなオッさんも沢山いて全体的に妙な猥雑感がある。

なんかいいゾ。ここ。

座席なんかなく、コンクリートの打ちっぱなしに適当に座ると、すでに第3試合が始まっていた。大きさも、後楽園ホールを2回り位大きくした感じの円形なので、どこからでも非常に観やすい。
試合もエキサイティングだけど、なにより金をバシバシかけているオッさんどもの迫力がスゴイ!



ムエタイ
迫力満点!!
試合と同じ位、客を見てるのも楽しい。


基本的に5ラウンド制で、3ラウンドまでは選手も観客も様子を見てる感じ。
実質的には4ラウンドからが勝負みたいだった。そこからは選手もマジになるし、地元のオッサンどももカケが決まってくるらしく、応援してる方の選手のパンチやキックがヒットする度に、スタジアム自体が大歓声で揺れるほどだ。
とにかくものスゴイ迫力だった。


試合は10試合まで組まれているようだったが、最後まで観てると飯を食い逃しそうだったので、途中で抜ける。

例のようにスタジアムの前で、トゥクトゥクをつかまる。

行先はもちろん。ヤワラー!!

結局、ヤワラーでシーフードを食べてないのが口惜しいのだ。

今日は夜もいい時間だし、きっと屋台もあるはずだと、自分に言い聞かせながら向かう。

すると…。あるじゃないですかぁ、大量の屋台街!!
これだよ。これ。求めていたものは。
やっぱり昨日は時間が悪かったわけですね。前回裏目にでてるので、また無駄足だと心底ガッカリだったけど、本当に良かった。

はやる心をおさえて、魚介系の充実している店へ。
巨大生ガキと、巨大シャコを2人前。それに空芯菜の炒め物に、ビアシン。




ついにたどり着いた旅の終着駅
魚介類は噂に違わぬ充実ぶり。再チャレンジして良かったと心から思った。



嗚呼、もう思い残すことはないよ。どれも最高に美味しい〜!

と、舌の根も乾かぬうちに、最後の別腹を使って、シメのパッタイ。
パッタイに始まり、パッタイに終わる。素晴らしきバンコク。


腹一杯の満ち足りた気分の中、トゥクトゥクでホテルへ向かう。
夜の風が心地良く、非常にいい感じ。


明日はもう日本に帰らなくてはいけない。
タイは今回初めてで、しかもバンコクの一部しか見ていないが、なんというか肌に馴染む国だった。
良く言えば、バンコクらしさが自分にとって快適であり、とても居心地がいい所だった。まだまだ行きたい所が尽きない、非常に魅力的な国であることも間違いない。
逆に、ちょっと悪く言えば、あまり強烈なカルチャーショックがなく、結構ノーマルな感覚でいることが多かった国でもあった。事前に勉強することなく行ってしまったワリには、普通に過ごせてしまった感がある。
もっとも自分が何をタイに求めていたのか、そこから考えてみることも必要だろうけど。

まぁ、しかし、日本に帰ったら、当分バカ高い金を払ってタイ飯を食う気にならないだろーなぁ。


タイTOPページへもどる