あさぎり型 | ||||
基準排水量:3500t(はまぎり以降:3550t) | 全長:137m | 全幅:14.6m | 深さ:8.8m | 喫水:4.5m |
主機:ガスタービン4基、COGAG、2軸 | 出力:54000馬力 | 速力:30kt | ||
航空機:SH−60J対潜ヘリコプター1機 | 乗員:220名 | |||
兵装:62口径76ミリ単装速射砲1基、20ミリCIWS2基、ハープーンSSM4連装発射筒2基、シー・スパロー短SAM8連装発射機1基、アスロックSUM8連装発射機1基、3連装短魚雷発射管2基 | ||||
解説:基本的な性能は、はつゆき型と同じであるが、上構を鋼製とし、機関もシフト配置とすることで抗湛性を向上させ、各部に余裕を持たせた結果、大型し、3500tとなった。また、推進装置もはつゆき型とは異なり、巡航時はガスタービン2基、高速時は4基を運転するCOGAG方式になっている。 対潜ヘリコプターは一機が定数であるが、必要に応じて二機を搭載可能なスペースが格納庫に確保されている。 このクラスの対空レーダーは、4番艦まではOPS−14二次元レーダーであるが、5番艦以降はOPS−24三次元レーダーを装備している。 また、外形上の相違点として1番艦「あさぎり」は2番煙突が中央よりになっているが、公試時に2番マストへの排気による熱害が生じたためにマストは左舷側に移設された。 この結果を踏まえて2番艦からは2番煙突を右舷側に寄せてしまうことで2番マストを設計時の位置に戻した。 また、後日装備としてシー・スパローの次発装填装置があり、これは順次装備されつつある。 |
艦番号 | 艦名 | 進水 | 竣工 | 建造所 | 備考 |
TV-3516 | あさぎり | S61.9.19 | S63.3.17 | 石播東京 |
H17.2.16 練習艦に種別変更 元DD-151 |
TV-3515 | やまぎり | S62.10.8 | H1.1.25 | 三井玉野 |
H16.3.18 練習艦に種別変更 元DD-152 |
DD-153 | ゆうぎり | S62.9.21 | H1.2.27 | 住友浦賀 | |
DD-154 | あまぎり | S62.9.9 | H1.3.17 | 石播東京 | |
DD-155 | はまぎり | S63.6.4 | H2.1.31 | 日立舞鶴 | |
DD-156 | せとぎり | S63.9.12 | H2.2.14 | 住友浦賀 | |
DD-157 | さわぎり | S63.11.25 | H2.3.6 | 三菱長崎 | |
DD-158 | うみぎり | H1.11.9 | H3.3.12 | 石播東京 |