あすか
基準排水量:4250t全長:151m全幅:17.3m深さ:10.0m喫水:5.0m
主機:ガスタービン2基、同発電器1基:COGLAG、2軸出力:43000馬力速力:27kt
装備:各種試験装備乗員:70名
解説:海上自衛隊2番目の試験艦である。
「くりはま」が各種装備品を積み込んでテストしていたのに対して、本艦は艦そのものが試験されることになる。
それは、推進システムとソナーシステムで、前者は小型ガスタービン発電機で発生したした電力を用いてスクリューを回し、高速時にはガスタービンを用いてブーストするCOGLAG推進方式である。
後者は、艦首水面下に装備されているバウ・ソナーで、これは全長50メートルにも達する大型ソナーで、これを避けてを投揚錨するために、艦首は大きくつきだしている。
さらに目を引く特徴としては、艦橋上にある八角形の塔型構造物であり、これは現在開発中のFCS−3(射撃装置3型)で、ミニ・イージスとでも言うべきものであり、4面に取り付けられているフェーズド・アレイ・レーダーで多目的の同時追尾が可能となっている。
また、艦橋直前には第3甲板まで通じる巨大な空所があるが、ここには対空ミサイル、もしくは対潜ミサイル用のVLSが装備されることになっている。
艦内には固有の乗組員とは別に、試験要員用の居住区画が約100人分設けられているほか、有事の際には護衛艦として転用が可能なように設計されている。


ASE−6102 あすか
写真提供 大和氏
艦番号艦名進水就役建造所
ASE-6102あすかH6.6.21H7.3.22住友浦賀


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