あたご型 | ||||
基準排水量:7700t | 全長:165m | 全幅:21.0m | 深さ:12m | 吃水:6.2m |
主機:ガスタービン4基、COGAG、2軸 | 出力:100000馬力 | 速力:30kt | ||
航空機:なし(ただし、2機分の格納庫を有する) | 乗員:165名 | |||
兵装:127ミリ単装速射砲1基、20ミリCIWS2基、Mk41VLS(スタンダードSAM 、アスロックSUM)2基,96セル、3連装短魚雷発射管2基、SSM−1B SSM4連装発射筒2基 | ||||
解説:こんごう型に続いて建造された汎用護衛艦。 こんごう型との外見上のもっとも大きな相違は後部甲板に設置されたヘリ格納庫であり、固有の搭載機は有さないものの2機の哨戒ヘリを格納することが可能になっている。 格納庫を装備したために発生するレーダー視界の影響を最小限にするために後部のSPY-1Dレーダーは装備位置を上方に移動させてある。 なお、イージスシステムは最新のブロック7が採用されている。 また、ステルス性に注意も払われて、上部構造物だけでなく煙突もエッジがつけられた平面構成であり、またマストも従来のラティスマストではなく、平面で構成されたステルス性を有するマストが採用された。 ここまではアーレイバーク級フライト2Aと同様であるが、大きな相違点としてはこんごう型に続く旗艦設備による艦橋の大型化並びにVLSセル数の前後での入れ替えがある。 従来は前32セル、後部64セルだったのであるが、ヘリ格納庫のスペースを確保するために前部64セル、後部32セルとなり、それに伴って艦橋から主砲までのスペースが「こんごう」型よりも広くとられている。 なお、「こんごう」型ではミサイルを装填するためのクレーンを有するストライクダウンモジュールの為に3セルを前後で消費していたのに対し、本艦ではそれを廃したために従来よりも6発のミサイルを余分に搭載することができるようになった。 主砲は米海軍のアーレイバーク級フライト2Aと同じMk45Mod4が採用され、砲塔のステルス性と共に誘導砲弾の発射能力も備えている(ただし、海自が同砲弾を導入するかどうかは現在の所不明) |