はつゆき型 | ||||
基準排水量:2950t(やまゆき以降:3050t) | 全長:130m | 全幅:13.6m | 深さ:8.5m | 吃水:4.1m(みねゆき〜はるゆき:4.2m、やまゆき以降4.4m) |
主機:ガスタービン4基、COGOG、2軸 | 出力:45000馬力 | 速力:30kt | ||
航空機:SH−60J対潜ヘリコプター1機 | 乗員:200名 | |||
兵装:62口径76ミリ単装速射砲1基、20ミリCIWS2基、アスロックSUM8連装発射機1基、シー・スパロー短SAM8連装発射機1基、3連装短魚雷発射管2基、ハープーンSSM4連装発射筒2基 | ||||
解説:いわゆる八八艦隊(護衛艦8隻、対潜ヘリコプター8機体制)における汎用護衛艦として設計されたタイプで、対空、対潜、対艦とバランスの取れた兵装を有して、またコンピューター時代の護衛艦として、探知目標の識別・追尾・使用武器の決定などを統合的に電子的に処理するシステム艦となっている。 建造数12隻というのは、DDの中で最も多い数であり、海上自衛隊初のオールガスタービン推進艦でもある。 また、上構ははるゆきまではアルミ製だったが、フォークランド紛争における戦訓(アルミ構造物は延焼を起こしやすい)を取り入れ、8番艦以降は鋼製に改めている。 なお、いくつかの艦には曳航ソナー(TASS)も装備されている。 12番艦の「しまゆき」は練習艦に種別変更されヘリコプター格納庫を講堂に改装したほか、学生に実際の装備品についての教育を行っている。 |
艦番号 | 艦名 | 進水 | 竣工 | 建造所 | 備考 |
DD-122 | はつゆき | S55.11.7 | S57.3.23 | 住友浦賀 | |
DD-123 | しらゆき | S56.8.4 | S58.2.8 | 日立舞鶴 | |
DD-124 | みねゆき | S57.10.19 | S59.1.26 | 三菱長崎 | |
DD-125 | さわゆき | S57.6.21 | S59.2.15 | 石播東京 | |
DD-126 | はまゆき | S55.5.27 | S58.11.18 | 三井玉野 | |
DD-127 | いそゆき | S58.9.19 | S60.1.23 | 石播東京 | |
DD-128 | はるゆき | S58.9.6 | S60.3.14 | 住友浦賀 | |
DD-129 | やまゆき | S59.7.10 | S60.12.3 | 日立舞鶴 | |
DD-130 | まつゆき | S59.10.25 | S61.3.19 | 石播東京 | |
DD-131 | せとゆき | S60.7.3 | S61.12.11 | 三井玉野 | |
DD-132 | あさゆき | S60.10.16 | S62.2.20 | 住友浦賀 | |
TV-3513 | しまゆき | S61.1.29 | S62.2.17 | 三菱長崎 |
H11.3.18練習艦に種別変更 元DD-133 |