こんごう型 | ||||
基準排水量:7250t | 全長:161m | 全幅:21m | 深さ:12m | 吃水:6.2m |
主機:ガスタービン4基、COGAG、2軸 | 出力:100000馬力 | 速力:30kt | ||
航空機:なし | 乗員:300名 | |||
兵装:127ミリ単装速射砲1基、20ミリCIWS2基、Mk41VLS(スタンダードSAM、アスロックSUM)2基,90セル、3連装短魚雷発射管2基、ハープーンSSM4連装発射筒2基 | ||||
解説:ミサイル時代に対応して、イージスシステムを搭載した初の護衛艦で、米海軍のアーレイ・バーク級イージス駆逐艦をベースとしているが、司令部施設を充実させているために、アーレイバーク級に比べて艦橋構造物が大型化している。 イージスシステムは各種センサからの情報をコンピュータで一元的に処理し、最適な対処を自動的に行うことができる。 また、艦橋構造物上に搭載しているSPY−1Dフェーズド・アレイ・レーダーの視界を妨げることがないように煙突を含む後部上構は逆V字形にテーパーさせているが、これは対電波のステルス対策にも有用である。 搭載しているミサイルは、SSM以外はVLS内に収納しているために、以前のミサイルに比べて大幅にリアクションタイムが向上した。また、連続発射が可能となり、中間誘導が不要なSM−2スタンダードミサイルとあいまって、10以上の対空目標の同時迎撃が可能となった。 現在の所、各艦には弾道ミサイル迎撃任務を付与されつつあり、これを満足するために、弾道ミサイル迎撃能力を持つSM−3ミサイルの発射能力と処理能力の向上を付与する工事が逐次行われている。 改装なった艦は自衛隊の弾道ミサイル迎撃システムの一翼を担うことになることから、空自の新バッジシステムと連接して弾道ミサイルの情報を共有することになる事が予想される。 |
艦番号 | 艦名 | 進水 | 竣工 | 建造所 |
DDG-173 | こんごう | H3.9.26 | H5.3.25 | 三菱長崎 |
DDG-174 | きりしま | H5.8.19 | H7.3.16 | 三菱長崎 |
DDG-175 | みょうこう | H6.10.5 | H8.3.14 | 三菱長崎 |
DDG-176 | ちょうかい | H8.8.27 | H10.3.23 | 石播東京 |