ましゅう型
基準排水量:13500t全長:221m全幅:27.0m深さ:18.0m吃水:8.3m
主機:ガスタービン2機、2軸出力:40000馬力速力:24kt
装備:洋上補給装置一式、20ミリCIWS2基乗員:145名
解説:昨今の海上自衛隊の活動範囲の広がり、並びに任務の多様化に対応するために建造された補給艦。
「とわだ」型に比べて5000トンほど大型化している為に補給物資の積載量が増加し、航続距離や滞洋性も向上する他、護衛艦に対する給水設備を有するなど従来の補給艦と異なる点も多い。
大きく異なる点としては、主機をディーゼルからガスタービンとして従来の補給艦よりも2ノット有速である24ノットを実現している。
艦橋構造物やマスト、煙突傾斜してステルス性を重視した外形になっているほか、補給艦としては初めて20ミリCIWSの武装を持つことにより大幅に個艦防御能力が向上することになる。
他にも、災害派遣時の活動も考慮されている為に、医務室、各種診療設備、集中治療室も設置される。
そして、固有の搭載機は持たないものの、ヘリコプター格納庫を有し、ヘリを活用した補給活動の効率が向上している。
本級の就役により、護衛艦隊はもとより、掃海群にも補給艦が配備されることが計画されている。

なお、2番艦「おうみ」は同名として「たかみ」型掃海艇15番艇の「おうみ」があるが、命名基準により掃海艇の「おうみ」は山口県北方に浮かぶ「青海島」からの命名であり、補給艦「おうみ」は淡海と書き、これは琵琶湖の別称である。


AOE-426 おうみ
艦番号艦名進水就役建造所
AOE-425ましゅうH15.2.5H16.3.15三井玉野
AOE-426おうみH16.2.19H17.3.3日立舞鶴


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