あやなみ型
基準排水量:1700t全長:109m全幅:10.7m深さ:8.1m吃水:3.6m
主機:蒸気タービン2基、2軸馬力:35000馬力速力:32kt
航空機:なし乗員:235名
兵装:3インチ50口径連装速射砲3基、533ミリ4連装長魚雷発射管1基(種別変更時に撤去)、短魚雷落射機2基(後日3連装短魚雷発射管に換装)、ヘッジホッグ2基、爆雷投射機2基、爆雷投下軌条2基(あやなみ、いそなみ、しきなみは後日VDS装備のため爆雷投射機、爆雷投下軌条を撤去)
解説:「はるかぜ」型の次に建造された本型は、前型の平甲板型船体に変わって長船首楼型船体を採用。これによってこれまで窮屈だった戦闘、居住管系のスペースにゆとりができた。
船首楼後端部分と上甲板部分の境は強度確保のために傾斜が設けられ、これが後に本型と次の「むらさめ」型のトレードマークとなる「オランダ坂」となった。
また、初めて放射能塵洗浄撒水装置を持ち、機関室には密閉循環通風装置が採用されてこれからの戦場がどのようなものかを予感させた。

練習艦に種別変更された「いそなみ」「しきなみ」の2艦は練習艦への改装時に長魚雷発射管を撤去し、そこに甲板室を設けて実習講堂とした。


艦番号艦名進水竣工建造所備考
DD-103あやなみS57.6.1S33.2.12三菱長崎 S58.3.30 特務艦に種別変更
(ASU-7004)
S61.12.25 除籍
DD-104いそなみS57.9.30S33.3.14新三菱神戸 S58.3.30 練習艦に種別変更
(TV-3502)
S62.7.1 除籍
DD-105うらなみS57.8.29S33.2.27川崎神戸 S58.3.30 特務艦に種別変更
(ASU-7005)
S61.12.25 除籍
DD-106しきなみS57.9.25S33.3.15三井玉野 S58.3.30 練習艦に種別変更
(ASU-3503)
S62.7.1 除籍
DD-110たかなみS34.8.8S35.1.30三井玉野 S60.3.27 特務艦に種別変更
(ASU-7009)
H1.3.24 除籍
DD-111おおなみS35.2.13S35.8.29石播東京 S62.2.20 特務艦に種別変更
(ASU-7013)
H2.3.23 除籍
DD-112まきなみS35.4.25S35.10.28飯野舞鶴 S62.2.20 特務艦に種別変更
(ASU-7014)
H2.3.23 除籍

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