ふじ
基準排水量:5250t全長:100m全幅:22.0m深さ:11.8m吃水:8.1m
主機:ディーゼル4機/主電動機4機
   ディーゼルエレクトリック、2軸
出力:12000馬力速力:16kt
装備:洋上観測装置一式 航空機:S-61A輸送ヘリコプター2機
     47G−2A偵察ヘリコプター1機
乗員:180名
解説:海上保安庁の南極観測船「宗谷」に代わって南極観測基地への支援を目的と建造された大型砕氷艦。その建造予算は文部省から出ているが、運用は海自である。
輸送能力は貨物500トン並びに観測隊員50名で、副次的任務として気象観測装置や海洋、生物の観測装置を装備し、局地の気象や海象などの観測、研究を行うことができる。
「宗谷」に比べると固有の搭載機並びに大型の格納庫を持つのが特徴で、ヘリを用いた偵察と貨物輸送を行うことができるようになっている。
砕氷能力は3ノット連続砕氷で0.9mとなっている。
昭和45年と46年には氷海を航行中にスクリューを折損して航行不能に陥る事故を起こしている。なお、46年の事故の時には氷海から脱出したのはそれから32日してからであり、この時の経験から次の砕氷艦では推進軸が3軸とされた。
除籍後は名古屋市に払い降ろされ、現在も名古屋港において展示館として現存している。


艦番号艦名進水就役建造所備考
AGB-5001ふじS40.3.18S40.7.15日鋼鶴見S59.4.11 除籍


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