はやしお型

はやしお型
基準排水量：748ｔ	全長：59.0m	全幅：6.5m	深さ：6.4m	吃水：4.1m
主機：ディーゼル２基／主電動機２基：ディーゼル・エレクトリック：２軸
馬力：水上：900馬力／水中：2320馬力	速力：水上11ｋｔ／水中14ｋｔ		乗員：43名
兵装：５３３ミリ魚雷発射管３門
解説：国産潜水艦の第二陣として設計された本型は、当時の米軍で建造されていたＳＳＫ（対潜型潜水艦）をモデルとして建造された比較的小型の艦である。外見上の特徴としては艦首部に装備された比較的大型の精測用パッシブソナーがある。船体は完全複殻式で、船体フレームは「おやしお」の内フレーム式から外フレーム式となり、これがはるしお型までの海自潜水艦の基本形式となった。魚雷発射管が３門なのは一つ分のスペースを水圧発射筒としたことであり、これによって従来の空気発射式にくらべて魚雷発射時は静粛化されたのと同時に発射深度も増大した。本型はジョイスティック方式操舵装置を採用したり、バラストタンクに繋がる種々の管系に繋がっている弁を操作するために電磁油圧弁を使用し、それを一括して監視、操作するためのバラスト・コントロール・パネルを採用した。