魚雷艇「1号」型 | ||||
基準排水量:75t | 全長:25.0m | 全幅:6.5m | 深さ:3.2m | 吃水:1.2m |
主機:ガスタービン1基、1軸 | 馬力:4000馬力 | 速力:28kt | ||
兵装:40ミリ単装機銃1基、53センチ単装魚雷発射管2基、マウストラップ2基 | 乗員:16名 | |||
解説:海自初の魚雷艇で、船体をどのような材質にするかを試験するために、各種材質で6号まで建造され、本型は木製の船体となった木造魚雷艇である。 船質は骨材がケヤキ、外板が台湾檜であり、主機は太平洋戦争末期に開発された三菱製ZCディーゼルを基本とするYV20ZC15/20型を搭載していた。 試験の結果、木造艇としては吸水による重量増加などの欠点から魚雷艇に適せず、木製魚雷艇は本型のみであった。 なお、搭載しているマウストラップという兵装はヘッジホッグと同じ対潜前投兵器であるが、ヘッジホッグが発射に臼砲の原理を用いてたのに対して、本兵器は弾体に推進力を持たせた対潜ロケットである。 |
艦番号 | 艦名 | 進水 | 竣工 | 建造所 | 備考 |
PT-801 | 魚雷艇1号 | S30.12.20 | S31.10.10 | 日立神奈川 |
S45.3.2 特務船に種別変更 (YAS-48) S49.9.30 除籍 |
PT-802 | 魚雷艇2号 | S31.8.6 | S31.11.15 | 日立神奈川 |
S45.3.2 特務船に種別変更 (YAS-49) S48.3.31 除籍 |