ヘリコプター搭載型イージス護衛艦「なち」型

護衛艦「なち」型
基準排水量:8500t
全長:175m
全幅:22m
深さ:12.8m
吃水:6.5m
主機:ガスタービン2基、同発電器2基:COGLAG:2軸
出力:100000馬力
速力:30kt
兵装:OTOメララ127o単装砲1基、20oCIWS3基
   SSM−1B SSM4連装発射筒2基
   Mk41VLS(スタンダードSM−2,アスロックSUM,
           対弾道ミサイル用スタンダードSM−2MRブロックWA,
           SAM−1B(発展型シースパロー相当の国産個艦防空用
           艦対空ミサイル))2基 128セル
   3連装短魚雷発射管2基
航空機:SH−60J哨戒ヘリコプター3機(非常時4機まで搭載可能)
その他:TASS,大型バウ・ソナー
乗員 :180名

艦型図(ラフ)


同型艦   
なち DDHG−181
はぐろ DDHG−182(「あたご」が実在することとなったので、改名しました)
まや DDHG−183
たかお DDHG−184

解説
   
「はるな」型の代艦として建造されたヘリコプター搭載型イージス護衛艦。
艦橋上にフェーズド・アレイ・レーダーを搭載し、航空艤装への影響を極力避けているのが特徴である。
DDHとDDGを一艦にまとめるという極めて野心的な艦であるが、限られた艦体に双方の艤装を行うというのはやはり無理があった。後部にもVLSを搭載しているために哨戒ヘリが着艦した直後の状態では、後部VLS最前部のミサイルを発射したときにミサイルがテイルローターの後方約1mを通過する。そのために発着艦作業中は後部VLSを使用できないという問題点があり、そこが本型のウィークポイントだったと言える。

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