「明日までなんて…、そんな。…もう少し、なんとか
ならねーのか?」
 突然すぎて、そんなことしか口にできなかった。
「…浩之さん。…お気持ちは嬉しいです。でも、最初
から決まっていたことなんです。…すみません」
「そう…か」
 せめて、明日はマルチを明るく見送ってやろう。


 夜

飯、風呂、テレビ