過去、SETI@home classicについて書いたものです。
今となってはすでに意味を失いかけているものも多数ありますので、注意してください。
え? なんですって? …「パスワードってなに? 勝手に決めていいの?」って? …ちゃいます(笑)。パスワードはこれからSETI@homeのサーバからもらうのです。
さて、パスワードのもらい方です。
開始して一週間も経たないうちに超短時間で解析を終えるユニットが出現するようになりました。ありがたいことです。
2000年9月26日/しゅんたさん基本的には2月12日の進壱さんの物と同じですが、二つほど特徴があります。一つはバックグラウンドノイズが低く表示されているということからわかるように、ピークパワーがかなり高いだろうということ。 そしてもう一つが、見事なまでに中央に狭いピッチがきているということです。おそらくこの中央に示されているピークが基本周波数なんだろうと思うのですが、この辺どうなのかな? ただ、ベース周波数が1.419052734GHzとSETI@homeの探索している2.5MHzの範囲中の中央から1/3程度ずれている(要するに水素原子の共鳴固有周波数(?)から少しずれている)ので、これは偶然なんだろうとは思いますが。 それにしても、総処理時間34.2秒って…(笑)。 |
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2000年3月23日/なっきーえ〜と、まぁ普通のRFIですね(ぉ。 特徴的なのは処理の方法かな(笑)。画像はWindowsで撮っていますが、実際にこのワークユニットを処理してBerkeleyに結果を送り返したのはUNIXのマシンだったりします。今、並行して13クライアント動かしているのですが、そのうち11がテキスト版なのでなんとかならんかと思い、result.{txt,sah}のcpu_timeを見て極端に短い時にはwork_unit.{txt,sah}を保持するようなスクリプトを書いて9クライアントはそのスクリプト下で動かしているのです。 実はこれ(処理後のcpu_timeを見て該当するワークユニットを保存する)を仕掛ける直前に、cpu_timeが1000秒強と600秒くらいのワークユニットが連続して通り過ぎていってしまい、口惜しい思いをしていたのですが、それほど日を置かずに仕掛けが意図したように働いてラッキーでした。 まぁ、ヒキョー者(爆)と呼びたい方はお好きにどうぞ(笑)。 惜しかった(違)のは、強いパワーが画面の一番奥(時間軸的には未来方向)まで続いているために、ピークパワーが一気に上がってその前のスケールが変わるという現象が出現しなかったことですね。 |
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2000年2月22日/進壱さんサムネイルですとちょっと見にくいですが、手前から1/3くらいの時刻に非常に強いピークが現れています。「SETI@homeファンブック」の類似信号の解説によると、ここでグラフの(Power方向の)スケールが変わるとのことで、これ以降(というか、時間軸的には前)はほとんどPowerがないように見えますが、周りのノイズレベルはほとんど変化していないはずです。 この信号には連続性がないので、バースト的な電波干渉ということになるんでしょうね。 |
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う〜む、誰か電波関係に詳しい人をメンバに迎えたいところだ(笑)。 | |
2000年2月12日/進壱さん案の定というかなんというか、テキスト版をたくさん動かしている私ではなく、Macintoshのグラフィカル版を動かしていた進壱さんが発見したものです。 見ると、周波数軸方向に等間隔で漸減するインパルスが並んでいますので、なにかの高調波を捉えたように見えますね。時間軸方向には減衰がないので、よく言われる「地上由来の電波」によるものと思われます。 |
今回から順序を逆転させて、新しいものから並ぶようにしました。あと、そのうち古いものは専用ページを作って順次そちらに移すようになると思います。
ここでお願い(とアドバイス)です。もし、面白い分析結果を見つけて画面の記録を取る時にはなるべく不可逆圧縮しないでデータを保存しておいていただけるとありがたいです。送ってもらう時にはbmpやpictのままでStuffItやLHAなどで圧縮して送っていただけるとこちらでクオリティのコントロールができるので嬉しいのです。
あと、Windowsの場合は最初からアクティブウィンドウの記録を取る機能が備わっていますので、「Alt + PrintScreen」でクリップボードに取った跡でペイントに貼り付けるなりしてbmp画像にして下さい。
また、Macintoshの場合はアクティブなウィンドウだけの記録を取る方法がOS自体には備わっていないので、「Command + Shift + 3」で画面全体の記録を取ってしまって下さい(当然、スクリーンショット用のツールを持っている場合はこの限りではありません)。その際、マウスカーソルが画面の上に乗らないように、ウィンドウがアクティブになっているように注意していただけるとありがたいです。送っていただく時にトリミングをしていただいても構いませんが、過剰に削除してしまっても困りますので周囲が余るくらいで結構です。
以前、日記(違)で「Windows NT用テキスト版のサービス化をした人いないかなぁ」と書いたのですが、あの後テキスト版を試してみたところ、単なるコンソールアプリケーションであることが判明。
「なら『あの』やり方でいけるだろ」ということで、さっそく実験。「あの」やり方とは、Windows NTで時刻の自動補正をしようとした人はたいてい知っている「桜時計をWindows NTでサービス化する方法」の応用です。
図を交えて詳しく書いてみましたので、詳細はそちらのほうをご覧ください。
INSTSRV.EXE, SRVANY.EXEはリソースキットのものを使います。MicrosoftのFTPサイトにあるWindows NT 3.5用のリソースキットプログラムがWindows NT 4.0にも使えます。(使っていいのかという謎はありますが/苦笑)
ダウンロードしてきたプログラムは実行形式のアーカイブになっていますので、なにか適当なディレクトリを作って展開して下さい。すごい量のファイルができますが、必要なのはINSTSRV.EX_, SRVANY.EX_, SRVANY.WR_の3つだけです。さて、このファイルの展開法ですが、手は二つあります。
で、今はこれら以外のプログラムは特に必要としませんし、これら以外のWindows NT 3.5用リソースキットプログラムがWindows NT 4.0でも動くとは限らないので、個別に展開することにしましょう。EXPANDの使い方はexpand 圧縮ファイル名 展開ファイル名となります。ですから、これらの3つのファイルを展開する場合には
C:\SETI@home>expand INSTSRV.EX_ INSTSRV.EXE
C:\SETI@home>expand SRVANY.EX_ SRVANY.EXE
C:\SETI@home>expand SRVANY.WR_ SRVANY.WRI
のようにします。後は先に書いたように…って、これではいいかげんすぎるので、後日ちゃんとしたのを書きます(汗)。
SETI@homeのFAQによると、初期バージョン(ってどこまでなんでしょうか?)ではマルチプロセッサをサポートしないと明記されています。ただ、これは単独のプログラムとしてのSETI@homeクライアントが2つ以上のプロセッサを使うような設計になっていないというだけで、OSがスケジューリングを割り振ってくれるようなら(テキストベースのものに限りますが)クライアント自身を2つ以上起動することによりあいているCPUを使ってくれる可能性はあると思われます。
デュアルプロセッサ機のOSとしてWindows NT 4.0とSunOS 4.1.4を使っているのですが、NTの方はタスクマネージャで、SunOSの方はvmstatしてみたところ、どっちもCPUをaverageで50%しか使っていないっぽいことが判明。一応、単体の処理時間だけ計っておいて、そのあとで2プロセスにして実行速度を見てみようと思います。