制限酵素の投与法 ―ティーナとマルチナの場合―

「DESIRE 〜背徳の螺旋〜」を解きほぐす

刈山純也
1997年9月12日 (初稿)
1999年4月16日 改稿 (第2稿)
1999年12月28日 ミス修正 (第2.1稿)


はじめに (必ず読んで下さい)

この文章は、C's wareから発売されているマルチサイトアドベンチャーゲーム“DESIRE 〜背徳の螺旋〜”の作品中に現れる時空間の構造を解き明かす目的で作成されたものです。文章の性質上、作品内の様々な描写が遠慮会釈なく現れますので、DESIREをいまだプレイしていない方はご覧になるのを控えることをお勧めします。

1999年4月現在、発売されているDESIREのパッケージはSEGA SATURN版とWindows版(完全版)の二種ですが、この文章は現在販売が終息している9821 (DOS)版を基に記述されています。しかし、物語の基本的な構造は変化していないため、その他の版をプレイされた方でも十分ご理解いただけるものと考えております。

たわごと

著者名の刈山純也は私(なっきー)の別筆名ですので、念のため。

しかし、今更ながらに考えるとタイトルの付け方を間違ったかもしれん。検索エンジンで「制限酵素」とかから辿ってきた人は怒るだろうなぁ…(笑)。


目次

Abstract
I.
“DESIRE”の物語構成
II.
3つのシナリオにおける時空に関するイベントの詳細
III.
ティーナとマルチナの軌跡
IV.
マルチナの望みとは
V.
『螺旋』の途切れる時

感想とかあったら、メール下さると嬉しいです。

刈山純也 (なっきー)