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温泉紀行 紀州編
(勝浦温泉)
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’93年ごろ訪ねた温泉に
再び行ったのだ!


リストマーク みずぎ〜ぃ?

 「船でしか行けない温泉があるんだ。もちろん露天ぶろ。」

 「よし、行こう!」

 ということで、向かった先は南紀勝浦。 【らくだの湯】 である。
 この当時(8〜9年前)は、出来立てのほやほやだったらしく、旅館の人曰く 「温泉の免許がまだとれてないので 水着を着用してください。」 とのことであった。


リストマーク 混浴?・・・

 ここは、旅館 「越之湯」 の所有する温泉であるので、フロントで申し込みをする。船は、裏手の船着場から出発するのだ。 船でしか行けないといっても、海の中に 「ポツン」 とあるわけではなく、 断崖絶壁の麓(海岸横)にあるのだ。 このため陸上からアプローチできないので、船で行くしかない。
 
 船に乗って5分ほどで、そこに到着する。

 脱衣場 (ではなく更衣室?) で水着を着用して、湯船につかる。 混浴という雰囲気は、みじんも無い (涙) 

 水着の無い方には 「レンタル」 もあるのだが、できればこれは避けたほうがよい。 ほとんどの人は、レンタル水着に嫌悪感を抱くと思う。 そこは、結構考えていて 「ぴっちりふぃっと」 する通常の水着ではなく、(女性は)ポンチョのように 「頭からすっぽりかぶる」 タイプのものなので安心なのだ。 ところが、この 「ポンチョ水着」 は、ちょいすけなのだ、男心をくすぐる 「見えそうで見えない」、 女性としては、「なんとも不安」 しかもめくれ上がってしまう・・・。  水着を持参することをお勧めします。


リストマーク 見るも良し、見られるも良し

 で、温泉としては、当然 「まわりになにもない」 ので、 景色はバツグン! (後ろは、がけなので)180度の展望が開けていて、 しかも目の前は、太平洋の広大な海原。 

 「ううむ・・・」

 と、景色に感動していると、 横で おやじが 「この温泉は・・・・・」 と ご親切にも 観光ガイド風の解説をはじめたではないか! 「目の前の、岩がらくだに見えますところから、らくだの湯と・・・」 

 いつ終わるとも知れない解説に、うんざりしながら海を見ていると、 一隻の観光船が近づいてきた。 

 どうやら、「その目の前のらくだ」 が 観光名所になっているらしい。 


   【船】 −  【らくだ岩】 − 【温泉】


 という 位置関係になっているため 観光船からは、わしらの馬鹿面が丸見えである。 そのうえ、船から 手を振っているやつがいる。 しょうがない、手を振り返す。 これも、なんとも馬鹿な光景である。 だって、こっちは風呂に入っているのだ!


 そして この間も、おやじの説明は、えんえんと続くのであった。


 やれやれ・・・



(おわり)
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