おおぼけ・・・
その昔、今を去ること10数年前。 ’89年ごろに話はさかのぼる。
当時、世の中の同期は 「ソツキ」 ですね。卒業旅行というものに行っているはずの、就職を控えたとある初春の日。私と友人は なぜか その 「ソツキ」 にいけない状況に陥っていた。(とほほ・・・)
しかし、時間を持て余していたので(金は持て余してないけど・・)
「とりあえず、行ったことの無い四国方面へ行くか!」
ということで、2泊3日で (今は無き)「レオマワールド」を始めとして、祖谷渓、足摺岬、室戸岬、佐田岬と 「スーパーノンストップ四国4ヶ所巡り」 というものをしたことがあった。
そのとき、この 「大歩危(おおぼけ)」 という地名に惹かれて祖谷渓(いやけい)に行った。
祖谷渓へ行く途中、この祖谷温泉の横を通ったとき 「ケーブルカーで行く露天風呂」 というものを知った。 が、なにせ 「スーバーノンストップ」 でしかも一日は、レオマワールドでジェットコースターにも乗らなければならない。とても 「ケーブルカー」 に乗っている余裕は無かったのだ。
そしてついに・・・
5年の歳月を経て、ついに あこがれ(?)の温泉へ。
ここは、祖谷温泉の宿泊客が優先して入る権利があるため、その時間をはずすしか 「一般参加」 は、認められない。 そのため、朝早くからバイクでツーリングしているにいちゃんたちが開門(?)を待っているのである。 露天風呂へは、そのケーブルカーなしではとてもいけそうにないなので、我々もおとなしくケーブルカー代込みの入泉料1500円を払う。
距離にして200m、高低差で50mほどの斜面を降りて行くと川原に着く。
露天風呂から見た景色は、中々のもの。 川の流れを間近に感じながら、のんびりと湯船につかることができる。
川を下に眺めながら入る温泉は多いが、真横に急流を見ながら入る露天風呂は、数少ないと思う。 しかも、ケーブルカーでしかこれないから、俗物が目に入らなくてこれもGood!
この入泉料(入浴料)を払えば、確か、内湯も使用できたはずなので、そちらもどうぞ。
そして、湯あがりには、生ビールと 「祖谷名物こんにゃくの田楽」 も楽しみなのだ。
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