15年以上前
大学受験のため 東京へ行ったときのこと、
母親と一緒に来ている受験生がいたのに驚いた。
門前で、けなげ(?)に、試験の終わりを待つ、女性(おばさん)の群れ。 それが、母親たちだと気づくのに、少し時間がかかった。
うわさには、聞いていたけど
「こんなにいるんだ・・」
という 気持ちを抱いたのを覚えている (かなり昔の話だが)
そして今
朝のラッシュ時、
母親同伴で受験会場に向かう(と思われる)、受験生の群れを見ても、驚かなくなってきた自分が恐い。
成人式まで、親同伴で開催されるこの頃、
「たいがいのことじゃあ、おどろかんけんね!」
ドーハン!
世の中には、上には上(?)がいるものである。
「最近の成人式はすごいねぇ!」 と 知人と会話していたら・・・
今年の入社式に 「母親、同伴」 で出席した 新入社員がいたそうだ!
世の中広いのである。
(わが社には、いなかったことを祈る・・・)
そして、今夜
会社の帰り道に、いつも夜遅くなると 「占い」 おばさんが、ビルの庇の一角を陣取り、店開きをしている。
そうなのである。今夜も11時近くにそこの前を通りかかると、いつものようにおばちゃんが 「営業」 していた。
しかし、今夜の客は、めずらしく2人連れ。 なんと! 「母親、同伴」であった!
「ううん・・」
息子(?)らしき人物は、年のころ30すぎ。母親らしき人物は、60手前という感じである。 人ごとながら、この組み合わせで 「占ってもらう」 内容って なんなんだろう! と思わず考えてしまった。
「結婚、相談?」
「人生相談・・・」
どちらにしろ、名古屋の街、深夜11時、親子(?)で 「占い」 は、想像の範囲を超えている。 本当に、世の中は、広いのだ!
「おかあさん・・・」
「なんだい?」
「相談があるんだ・・・」
・・・・
「それなら、占ってもらいましょう!」
「さぁ! 行くわよ! ○○ちゃん!」
なんて、会話があったかどうかは、神のみぞ知る である。
|