記事タイトル:ちゃんとお金あるのになんで? 


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お名前: おちゃめな女   
資本金が1000万円の会社があるんですが
銀行からの借り入れの返済が苦しくて倒産寸前なんです
でも資本金の1000万円を返済に回せばいいのに
ずっと資本金は1000万円のままにしてあるところがあったんです
これっていったいどういうことでしょうか?
1000万円あればいろいろな支払いに当てることができるはずなのに
不思議でたまりません
[2001/10/28 18:21:38]

お名前: うさぎ   
その会社は、株式会社ですか?
株式会社は最低資本金1千万円を維持しないといけません。
1千万円以下になると、商法により、解散したものとみなされます。
[2001/10/28 19:42:31]

お名前: 激シロウト   
 株式会社において、資本とは会社財産を確保するための基準となる一定の計算上の金額を
いいます。つまり、資本とは単なる計算上の数値であって、特定の財産を指すわけではあ
ません。商法上は「資本金」という言葉はありませんから、一般に「資本金」と言ったら、
それは「資本」という意味でしょう(あなたの挙げられている例もそうだと思います)。
 ところで、資本維持の原則という考えがあって、これは資本の額に相当する財産が現実に
会社内に保有されなければならない、というものです。ですから、資本金1,000万円の会社
は1,000万円に相当する実際の財産を保有しなければなりません。
 しかし、現実の会社では、あなたが挙げた例のように、実際にはすでに資金繰りが苦しく
なっていて、手許に何の財産も残ってはいないということが往々にしてあります(資本が
1,000万円という小規模な会社ではとりわけそうでしょう)。
 ですから、「銀行からの借り入れの返済が苦しくて倒産寸前」というような会社は実際には
何の財産も持っていないわけで、返済は不可能です。

 注)偉そうに書きましたが、別に法律の専門家というわけでもありませんので、間違えて
いるところがある恐れもあります。法律に堪能な方がそのような箇所を指摘してくださいまし
たら幸いです。
[2001/10/28 22:26:05]

お名前: 激シロウト   
すいません、間違えました。
六行目の最後のほうの「資本金1,000万円の会社」はダメで、
正しくは「資本の額が1,000万円の会社」です。
[2001/10/28 22:49:49]

お名前: 資本金はどこにあるの??   
>資本とは単なる計算上の数値であって、特定の財産を指すわけではありません。

…そうでしたか?
じゃあ、資本金はあるようでないもの、なのかしら。
私は、銀行に資本金として1,000万円持っているのかしら?とかずっと疑問に思っていました。
そして会社を興すときに、(株式会社だったら)資本金として(現金などで)1,000万円持ってない
とダメです、というお決まりがあると勝手に思いこんでいましたが、違いますよね?
どなたかご存知ですか?
[2001/10/30 01:33:56]

お名前: 資本金はどこにあるの??   
>資本とは単なる計算上の数値であって、特定の財産を指すわけではありません。

…そうでしたか?
じゃあ、資本金はあるようでないもの、なのかしら。
私は、銀行に資本金として1,000万円持っているのかしら?とかずっと疑問に思っていました。
そして会社を興すときに、(株式会社だったら)資本金として(現金などで)1,000万円持ってない
とダメです、というお決まりがあると勝手に思いこんでいましたが、違いますよね?
どなたかご存知ですか?
[2001/10/30 01:35:12]

お名前: 資本金はどこにあるの??   
>資本とは単なる計算上の数値であって、特定の財産を指すわけではありません。

…そうでしたか?
じゃあ、資本金はあるようでないもの、なのかしら。
私は、銀行に資本金として1,000万円持っているのかしら?とかずっと疑問に思っていました。
そして会社を興すときに、(株式会社だったら)資本金として(現金などで)1,000万円持ってない
とダメです、というお決まりがあると勝手に思いこんでいましたが、違いますよね?
どなたかご存知ですか?
[2001/10/30 01:35:56]

お名前: 中級者   
>会社を興すときに、(株式会社だったら)資本金として(現金などで)1,000万円持ってない
>とダメです、というお決まりがあると勝手に思いこんでいましたが、違いますよね?

 株式会社の場合,設立時においては株主の発行価額の全額払込が設立要件に成っています(商法第170,177条) 。
さらに払込金融機関には払込金の保管に関して証明を必要としています(178,189条)。
 また,株式払込金を直ぐに返済に当てることは見せ金や預合で禁止されています(491条)。
このため,株式会社を設立するためには最低1,000万円が必要となります(168条の4)。
但し,建物,株券などの現物出資も可能です。

 払込金をある程度期間を置いた後に運転資金として利用することはできると思います。
[2001/10/30 02:05:20]

お名前: おいおい   
お金が1000万あるわけじゃないっすよ
[2001/10/31 00:39:28]

お名前: シロウト   
「会社を興すときに、(株式会社だったら)資本金として(現金などで)1,000万円持ってな
いとダメ」ということではありません。
 会社を興すときに、株式を発行し、その引受人から資本の額に相当する払込金(株式の
対価)が現実に払込取扱期間(よーするに銀行)に払い込まれなければならないのです(こ
こでは簡略化のため現物出資はムシ)。資本が1,000万円の会社なら1,000万円の、資本が
3億円の会社なら3億円の財産が会社に出資されなければならないということです。
 あくまで株主(に将来なる人)が出資するわけであって、会社が用意するわけではありま
せん。そもそも、それが株式会社のシステムです。あなたは会社を興す人間が資金を用意す
ると考えてていらっしゃるように思われますが、それは合名会社や合資会社です。
 あと、1,000万円というのは資本の最低限度額であって、株式会社において資本を決める
(つまり会社設立の)際に、資本という「数値」が1,000万円を下回ってはならない、という
だけのものです。会社内にいくらの財産が確保されているか、ということとは関係ありません。
これについては資本不変の原則というものがあって、これはいったん定められた資本は、
自由に減少できない、とするものです。これと前に挙げた資本維持原則とにより、自由に減少
できない資本の額に相当する財産が実際に会社内に保有されなければならない、となり、健全
な資本の株式会社になるわけです。

 長々とした分かりづらい文章で申し訳ありませんが、こんなものでいかがでしょうか?
[2001/10/31 01:17:56]

お名前: シロウト   
毎回すみません。
払込取扱期間× → 払込取扱機関○
[2001/10/31 01:36:28]

お名前: 払込金は?   
皆さんさっそくのご返答ありがとうございます。参考になりました。
で、株主からの払込金は銀行に入っていると解釈してしまっていいのでしょうか。
シロウトさんがおっしゃっていた、
『会社を興す人間が資金を用意するのは合名会社や合資会社です。』というのは
有限会社はその部類には入らないのですか?
 
[2001/11/01 21:27:46]

お名前: 払込金は?   
皆さんさっそくのご返答ありがとうございます。参考になりました。
で、株主からの払込金は銀行に入っていると解釈してしまっていいのでしょうか。
シロウトさんがおっしゃっていた、
『会社を興す人間が資金を用意するのは合名会社や合資会社です。』というのは
有限会社はその部類には入らないのですか?
 
[2001/11/01 21:28:24]

お名前: 払込金は?   
皆さんさっそくのご返答ありがとうございます。参考になりました。
で、株主からの払込金は銀行に入っていると解釈してしまっていいのでしょうか。
シロウトさんがおっしゃっていた、
『会社を興す人間が資金を用意するのは合名会社や合資会社です。』というのは
有限会社はその部類には入らないのですか?
 
[2001/11/01 21:29:04]

お名前: 払込金は?   
皆さんさっそくのご返答ありがとうございます。参考になりました。
で、株主からの払込金は銀行に入っていると解釈してしまっていいのでしょうか。
シロウトさんがおっしゃっていた、
『会社を興す人間が資金を用意するのは合名会社や合資会社です。』というのは
有限会社はその部類には入らないのですか?
 
[2001/11/01 21:29:34]

お名前: 払込金は?   
皆さんさっそくのご返答ありがとうございます。参考になりました。
で、株主からの払込金は銀行に入っていると解釈してしまっていいのでしょうか。
シロウトさんがおっしゃっていた、
『会社を興す人間が資金を用意するのは合名会社や合資会社です。』というのは
有限会社はその部類には入らないのですか?
 
[2001/11/01 21:31:42]

お名前: 払込金は?   
皆さんさっそくのご返答ありがとうございます。参考になりました。
で、株主からの払込金は銀行に入っていると解釈してしまっていいのでしょうか。
シロウトさんがおっしゃっていた、
『会社を興す人間が資金を用意するのは合名会社や合資会社です。』というのは
有限会社はその部類には入らないのですか?
 
[2001/11/01 21:31:54]

お名前: 払込金は?   
皆さんさっそくのご返答ありがとうございます。参考になりました。
で、株主からの払込金は銀行に入っていると解釈してしまっていいのでしょうか。
シロウトさんがおっしゃっていた、
『会社を興す人間が資金を用意するのは合名会社や合資会社です。』というのは
有限会社はその部類には入らないのですか?
 
[2001/11/01 21:33:11]

お名前: ごめんなさい   
何度やっても、書き込みが出来ないと思って
再試行したら・・・こんなに、書けちゃいました。
大変失礼致しました。
[2001/11/01 21:36:11]

お名前: 中級者   
>『会社を興す人間が資金を用意するのは合名会社や合資会社です。』
 株式会社の場合,発起設立のときは,経営者が発起人になった場合は会社を興す人間が
資金を用意しなければなりません。
 逆に,募集設立のときは会社を興す人間が資金を用意する必要はありません。

 合名会社の場合は,金銭だけでなく労務出資もみとめられています(労務を提供する
ことによっての出資)。出資は社員になる二人以上の者がします。

 合資会社の場合は,無限責任社員は合名会社の規定に準じ,有限責任社員は財産出資のみ
となります。

 有限会社の場合は,社員が経営者一人の場合は経営者が全額出資し,何人かいる場合は
各社員がそれぞれ出資します。そして,出資は財産出資に限られます。最低資本は300万円です。

 実際に中小企業の有限会社では社員は家族の場合が多いです。
このため,有限会社を設立をするためには会社を興す人間が資金を用意することが多いと思います。
これは,合名会社,合資会社にも言えることだと思います。
[2001/11/01 22:13:57]

お名前: ドリアン   
一旦貸方に資本として計上お金を借方でどう使おうと
会社の勝手なので、実際に1000万円という金額が
残っているということは通常ありえないでしょう。

単純化しすぎるかもしれませんが、B/Sに現金1000万円、資本金1000万円
計上されていたとします。
この現金1000万円で社用車を買ったり、土地かったりした場合現金が
それらの資産に置き換わることを考えてもご理解いただけるでしょう。

追記
こんな有名な笑い話があります。
ある新人会計士が、被監査会社の往査に行って、
経理担当者に「御社の資本金を見せてください。」
[2001/11/07 14:32:57]

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