記事タイトル:名目資本コスト率(TAC予想問題集第七回) |
タック出版の日商簿記一級、予想問題集第七回原価計算の第二問について質問があります。 それは、 *名目資本コスト率とは? *その求め方は? という2点です。 まず、この問題の概要を説明すると、 1)設備投資の意思決定の問題である。 2)実質資本コスト率は年20パーセントである。 3)インフレ率は年5パーセントである。 4)名目資本コスト率を求めよ。 となり、解答は、「名目資本コスト率=26パーセント」なのです。 問題集の解説を見ると、 1.資本コストとは、資本の調達にかかるコスト(ex,支払利息)をいう。資本コストに対しても インフレが生じる。 2.名目資本コスト率 = インフレ後の元本に対する変化分 / 元本 3.元本を1を考えると、名目資本コスト率は、 1x0.2 + 1x0.05 +(1x0.2)x0.5=0.26 この結果、正解は26パーセントとなるそうです。 お忙しいところ恐縮ですが、よろしくおねがいいたします。 ///////////////////////////////////////////////////////////[2001/05/27 23:46:22]
1.上記3.の式は 全ての変化=インフレを考慮しない純粋な資本コスト+資本コストを考慮しない元本に対する インフレ+資本コスト自体に対するインフレ 2.解答の式は、材料費等の差異分析で混合差異を価格差異に含ませないで把握するのと 同じやり方です。けれども、実用的ではないので下の方法をお勧めします。 イ.元本100が結局いくつになるかを計算 ロ.インフレを無視すると100が120になる ハ.インフレを考えると120が×1.05で126になる ニ.(126−100)/100=0.26[2001/05/29 10:32:05]
ああ、そうか。元本が将来いくらになるかを考えればよいのですね。簡潔に説明していただい たおかげでよくわかりました。ありがとうございます。[2001/06/02 00:22:46]