ふみさん、こんばんは。前回（経済的発注量）の質問の際、次回もお願いしますとのこと
でしたのでレスします。
セールスミックスを求める方法として「グラフ上で目的関数の直線を使い探す方法」と
「計算式で探す方法」がありますが、ここでは後者で説明させてもらいます。
問１
利益を最大化するセールスミックスを求めるには、貢献利益を最大にするセールスミックス
をもとめるとよい。
まずそれぞれの単位あたりの貢献利益を計算しておきます。
「ゆうかり３号」「さむペーノマリサ」ともに1,800円。
次に目的関数、制約条件を設定します。
目的関数 MaxZ＝Max（1,800A＋1,800B）
「ゆうかり３号」をA個、「さむペーノマリサ」をB個とする。
制約条件 15A＋10B=12,000 →�� 最大可能機械加工時間より（単位は分）
20A＋24B=24,000 →�� 最大可能直接作業時間より（単位は分）
非負条件 A≧0,B≧0
これらを考慮し、大雑把なグラフを書き、交点の座標を求めて下さい。
すると、(0.1000)、(300,750)、(800,0)の３点が求められるはずです。
座標が求まったらこれらの値を目的関数の式に代入し、各座標の貢献利益を求めます。
(0.1000)→1,800×1,000=1,800,000
(300,750)→1,800×300＋1,800×750=1,890,000
(800,0)→1,800×800=1,440,000
(300,750)がいちばん貢献利益が大きいので「ゆうかり３号」３００個、「さむペーノマリサ」
７５０個が答えとなります。
問２
営業利益を求めるには、問１で求めた貢献利益から共通固定費をひけばよいから
1,890,000-1,200,000=690,000
問３
条件として販売価格が変わってますので、各単位あたりの貢献利益と目的関数を計算します。
単位あたりの貢献利益は「ゆうかり３号」が2,200-600=1,600、「さむペーノマリサ」が
1,600-600=1,000となります。
これより目的関数は MaxZ＝Max（1,600A＋1,000B）
他の条件は変化ありませんので、問１で求めた各座標の値をこの目的関数に代入します。
(0.1000)→1,000×1,000=1,000,000
(300,750)→1,600×300＋1,000×750=1,230,000
(800,0)→1,600×800=1,280,000
したがって(800,0)が貢献利益が最大となり、「ゆうかり３号」８００個、「さむペーノマ
リサ」０個が答えとなります。
僕は９月から税理士の勉強を開始しますので、なかなかこの掲示板にはこれなくなると思い
ます（仕事もしてるし．．）。
つたない説明で申し訳ありませんでしたが、１級がんばってください。
なお、この質問には責任をもって最後まで答えますのでご心配なく！
[2001/08/30 21:43:39]