機会原価とは犠牲にされた価値を、他の代替的な用途に用いたならば得られたはずの利益額
で測定した原価、と定義されます。つまり、簡単にいうと「何らかの経済活動を行う（選択
する）ことは別の選択を行っていたら得られたであろう利得を犠牲にして（諦めて）選択を
決定している」ということであり、その犠牲にした「得られたであろう利得」が機会原価で
す。経済学でいうところの機会費用と同じでしょう。
ヘンな例を持ち出すと、いまここで、
�〕�達と遊びに行く→5,000円の支出
�▲丱ぅ箸帽圓� →5,000円の収入
という2つの選択肢があったとします。
ここで�，鯀�択したとすると、当然5,000円の支出があります。が、しかし、同時にバイトに
行っていたら得られたであろうバイト代の5,000円を犠牲にしていると考えることができます。
これが機会費用です。さらに言い換えると、�〕�達と遊びに行くということは、バイト代の
5,000円で、�〕�達と遊びに行く、という「機会」を購入していると解釈することもできます。
何となく名前の由来もイメージできそうな気がしますね。
資本コストとは、企業側から見た場合、企業が資金調達したときの資本提供者（投資家）に
対する報酬（リターン）―必要利益率―をいい、また、投資家から見た場合には、投資に対
する報酬（リターン）―要求利回り―のことを指します。
投資家にとって、ある企業に投資をすることは他の投資機会を放棄していることを意味する
ので、企業に対して一定の利益率をあげることを要求しますし、当然、企業側もそれを無視
することはできません。よって、
投資家の要求利益率 ＝ 企業の投資決定における必要利益率 ＝ 資本コスト
となります。
[2001/12/16 02:32:15]