記事タイトル:子会社の換算 |
どなたかお願い致します。 在外子会社の換算の問題で、下記のような文章(抜粋)があります。 子会社の売上高のうち、10、000米ドルは、1年9月10日に親会社の対して 行なったものである。なお、親会社では当該取引につき、仕入時の為替相場で 換算している。 収益及び費用の換算については、原則として、期中平均相場によるものとする。 1年9月10日 101円 1年12月31日 99円 期中平均相場 97円 と、なっております。 売上高の換算はいいのですが、答えを見ると、10、000米ドル×(101円−97円)=40、000 で、損益計算書の営業外費用の40、000プラスされています。 売掛金や買掛金の修正ならわかるのですが、なぜ売上高の修正をしてるのでしょうか? それと、僕は子会社の換算には、為替換算調整勘定。在外支店の換算には、為替差損益勘定 しかでてこないとおもいこんでいたのですが、間違いなんでしょうか? それともう1行。 売掛金はすべて、短期のものであり、うち1、200米ドルは上記の取引により生じたものである。 という文章もあるのですが、またまた答えを見ると、 売掛金の発生時の相場は101円であるが、当該売掛金は短期である為、親会社のおいて、 買掛金を決算時の相場で(99円)換算している。なので、子会社の売掛金も99円で換算 する。と、あります。 親会社の相場に合わせるのは分かるのですが、子会社為替差損の2、400円はどこに飛んで いったのでしょうか? おそらく基本的なんでしょうが、宜しくお願いします。[2001/01/31 20:44:19]
>なぜ売上高の修正をしてるのでしょうか? 親会社との取引の換算は、親会社の円貨での取引記帳額を使用します。 これは、内部取引を消去する際に金額を一致させるためです。 設問のケースでは、親会社が仕入を1,010,000円で計上していますので 連結修正仕訳で次の仕訳をいれます。 売上高 1,010,000 /売上原価 1,010,000 つまり、親会社の円貨に修正しないと消去差額が生じることになります。 修正は営業外の項目でなく売上高を使用します。 次に債権債務も同様です。 消去差額を生じさせないため、親会社の計上額で子会社の外貨を換算します。 連結仕訳で消去することをイメージすると、良く理解出来ると思います。 次に換算による差額ですが、B/S項目(資産、負債ならびに資本)のから生じた差額は、 為替換算調整勘定になります。損益項目から生じた差額は、当期の為替差損益となります。 よって、在外子会社の財務諸表の換算から為替差損益も生じます。 なお、為替換算調整勘定は、改定外貨建取引等会計処理基準で資本項目となりました。 よって、子会社に少数株主がいる場合、少数株主にも持分に応じて負担させます。[2001/02/01 19:04:26]
Kentさんどうもありがとうございます。 またなにかありましたらお願いします。[2001/02/01 19:34:35]