日商簿記検定1級を受験された皆様お疲れ様でした。
私(べんけい)は2回目の挑戦でした。
多くの皆さん同様私も原価計算で撃沈しました。
なんとかならないですかねぇ?
試験直後、携帯で仲間に愚痴こぼしまくり
「あんなの出来る人いるの?」って感じです。
1日経つと少しは落ち着いてきましたがまだ収まりつ
きません。
試験終了後、各学校の解答速報会に参加しようと思い
ましたが、原計でタイムテーブルすら書けない状態だ
ったのでそのまま爆睡・・・。
深夜にこっそり某学校のHPで確認してみると、原計
の問1の解答、( )括弧があるわあるわ。
自分の答えでは1つしかなかったのです。
もうこれで0点確実足切決定=不合格となりました。
合格発表は7月下旬みたいですけど、「合格」の期待
を待つ楽しみさえ一瞬で消え去りました。
商簿の各学校の予想は「結合会計」=連結、合併、本支店
でした。
会計学は理論はおいといて、計算は連結、長期請負工事、
割賦等でした。
実際は合併と連結が的中しました。
私は一番前の席に座っていたので、問題が配られたとき
試験官が問題を後ろに配っているすきに一瞬開いて「合併」
そして裏にP社S社が見えたときには「連結」と予想通りだ
と内心含み笑いしていました。
合併を解いている最中、B社の未処分利益を調整する仕訳を
切っていたとき、最後の合併交付金ところで一瞬ペンが止ま
りませんでしたか?イッタイ相手科目は何?と
こう思ったのはわたくし(べんけい)だけ?
内心「もしやこれはヒッカケ問題?ここでこの仕訳は切って
いいの?実は仕訳切らないの?日商でヒッカケはないでし
ょう?ここで間違うと合併比率がとび、資本金がとび、合併
差益(資本準備金)がとび」と悩んだ末、ヒッカケはない!
と決め込んだ私は相手勘定を適当に「現金」で切って置いて
おきました。
そして順調に合併比率を算出し、なんとか最後までたどり着
き相殺仕訳をし、いざ解答用紙に記入というところまできました。
そうしたら、負債の欄に( )空白が。
「まてよ、ここが問われてるとしたらクサイぞ!」
とっさに未払金が浮かびました。ダメモトで書きました。
結果オーライだったみたいです。
しかし、解答速報を見ると合併比率が「0.88」になってい
ました。実は私は「0.87」となってしまいました。
どこで計算ミスしたのかいまだに解かりません。
問題文「そのつど小数点以下第3位を切り捨てること」は頭に
入っていたのですが・・・。
これでもう部分点勝負になってしまいました。
会計学の理論は語句の穴埋めで記述でした。
内容的あっていても企原や注解なので文言そのままでないと
正解にはならないのでしょう?ここが語句選択にはない難しさ
なのかもしれません。4の販売費は浮かばなかったです。
問2の計算は理解していない引当金が出てきたので全く解かり
ませんでした。なので売上高、仕入高、減耗費だけ答えました。
問3の連結は予想通り出たので落ち着いて解けました。
全面時価のほうが簡単なのでそちらから解きました。
部分時価を慎重に解き、おっといけねぇ売掛金の相殺忘れると
こでした。
この段階で時間が20分余っていました。
もう一度問2に戻りましたが解からないものは解からないです。
連結を解き直して終了しました。
前半終わった段階で合格レベルに達していると密かに思っていま
した。
実際は合併比率が間違っていたのですが・・・。
さて工簿・原計ですが、予想は部門別と設備投資でした。
皮肉にも自分は設備投資を得意にしていました。内心CVP
なんかでたらどうしようと思っていました。
問題を配っているときにまたチラッと見てみました。
そうしたら工簿の解答欄がハコのみ!えっ一体何?
原計は見れませんでした。
「始め」で開いてみると、まずは得意としている原計に目が
行きました。そうしたら設備投資の意思決定じゃないですか!
内心「商会出来良かったのでこのまま順調に行けばもしや・・」
工簿には目も触れず一目散に原計に突入しました。
しかし、問題文を3回読んでも???。自分なりには自信が
あったので「こんなはずじゃない、こんなはずじゃない」と
気持ちは焦るばかり。減価償却や売却損益によるタックスシール
ドはわかるのですが、売上収益あり、仕損は費用にするのか?
クレームは費用にするのか?そして(6)を読んでますます混乱。
気が付いたら1時間経っていました。当日はあまり暑くはなかっ
たのですが、焦りと冷や汗で背中がぐっしょりになっていました。
結局、現価係数を使うところまでいきませんでした。
井の中の蛙のアマガエルでした。
焦って工簿に取り掛かりましたが、時間切れでした。
階梯式、直接配賦法、など計算している余裕はありませんでした。
文を読んで「勘」で記入しました。数字は出来ませんでした。
30分ではちょっと。でも難易度的には工簿を先にやるべきでした。
自信過剰の、結局は解かっていない原計に最後まで意地になり「こん
なはずじゃない、ない・ない・ない・」と心の中でこだまし、それを
引きずってか工簿も落ち着いて計算なんか出来ないまま時間切れで
じ・えんど。
工原は試験委員が交代したと言われますが、今回の工簿の聞き方、
意外でした。てっきり部門別の予定配賦表をかかせて、それで実際
はどうなのよ?差異はどうなのよ?だと思っていました。
ながなが書きましたが皆さんはどうお感じになりましたか?
日商は得点バランスも大事で、もしく不得意科目を補えるほどの
科目を持つことでしょうか?これはもう極めないと駄目なのでしょうか?
2勝2分けくらいでないと合格証書はもらえないのでしょう。
しかし、今回の原計のように0点か25点満点かの世界は勘弁しても
らいたいです。これは出来ない者のひがみでしょうか?
実際合格する人もいるのですから。
3度目の正直と出るか?2度あることは3度あると出るか?
11月、全部・直接の固定費調整、CVPで待っているぞ!
余談ですが、来年の6月検定は私の誕生日です。
2級に合格したときの検定の日は偶然私の誕生日でした。
合格証書の日付と生年月日が同じなのはとっても気分が良いです。
それは合格すればの話であり、もし不合格なら最悪の誕生日です。
これは6月生まれと11月生まれの人の偶然の一致にすぎません。
でも、私と同感の人いますでしょう?
おつかれさまでした。
[2001/06/12 03:05:58]