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お名前： あき
新株引受権付社債と希薄化防止条項がどうしてもすんなり解けないんですが、
みなさんは、どんな感じで理解してるんですか
[2001/07/16 00:28:05]
お名前： かい
しほん 0 【資本】
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(1)事業のもとでとなる金。また、比喩的に仕事や生活を維持してゆく収入のもととなるものをもいう。
「商売の―を集める」「サラリーマンは体が―だ」
(2)〔法〕 株式会社・有限会社の営業のため株主または社員が出資した基金の全部または重要部分を示す一定の金額であって、登記または賃借対照表により公示される金額。
(3)〔経〕〔capital〕土地・労働と並ぶ生産要素の一。過去の生産活動が生み出した生産手段のストックで、工場・機械などの固定資本や原材料・仕掛品・出荷前の製品などの流動資本からなる。マルクス経済学では、剰余価値を生むことで自己増殖する価値運動体として定義される。
[2001/07/16 01:16:45]
お名前： わかば
ＵＲＬ
転換社債の希薄化防止条項につぃては、こちらのアドレスにわかりやすぃ素晴らしい解説が載っております。
ワラントにつぃては行使の際の処理が一番厄介だと思うのですが
通常の増資と同様処理を行ぃ、
行使された部分に対応する新株引受権を資本準備金(株式払込譲与金)に振り替える処理を
覚えてしまえばだぃじょうぶだと思います。
ワラントと、転換社債の希薄化防止条項につぃては
わかばはそれ程理解力がある訳ではなぃので
(*^-^*)b 本試験前には何回も何回も何十回も、
基本問題の仕訳を繰り返す事によって
問題文を読めばすんなり仕訳がでるよぅにまずは手に覚えさせてしまぃました。
[2001/07/16 09:30:52]
お名前： ぐれ
ＵＲＬ
こんにちは、あきさん、わかばさん
希薄化防止条項については、わかばさんがご指摘の解説がとても丁寧でわかりやすいので
はないかと思います。わたしからは新株引受権付社債についてのイメージを若干。
１．社債にくっついている「新株引受権」とは？
新株引受権付社債とは、一定の条件の下に起債会社の新株を引き受ける権利（これを新株
引受権と言います）がくっついている社債のことです。
つまり新株引受権付社債は、観念的にはふたつの部分に分けて考えることができます。
社債 ＝償還日に額面金額を返してもらう権利 ＋ 利息をもらう権利
新株引受権＝権利行使価格により現金を払って新株を発行してもらうことができる権利
新株引受権を通称「ワラント」と申しまして、これだけを社債と分離して売買することも
あります。
もともと、新株発行においては、（制限はあるものの）会社がタイミングと発行価格を決
めますし、誰に対して発行するかを決める権利も会社が持っています。ワラントは、あら
かじめ「いくらで発行するか」を決めた上で、ワラントを持っているヒトは、「請求すれ
ば必ず発行してもらえる」という権利を持ち、タイミングも期間内であればワラントを持っ
ているヒトが決めることができます。
新株引受権（ワラント）は、そう言う意味の「権利」なのです。株価の動向を見ながら、
うまいタイミングを見計らって新株の発行を求めていくのです。ワラントを持っているヒ
トは、そうして発行してもらった新株を売り払って利益を手にすることができます。この
利益があるために、会社側は安い金利で社債を発行できるわけです。
２．転換社債との違い
ａ）新株引受権が行使されるときに発行される株式の発行価額の総額は、新株引受権の内
容次第です（従ってこの条件が問題文に与えられます）。
ｂ）特別の条件がない限り、新株を引き受けるときに、おかねを払います。
ｃ）特別の条件がない限り、新株引受権が行使されても社債はそのまま残ります。つまり、
社債の対価として支払った部分は、あくまで社債の対価であり、新株を発行するときの
払込金にはなりません。
３．たとえばの具体的なイメージ
平成１１年１２月１日 新株引受権の３０％が権利行使され新株を発行した。
なお、社債は平成１０年７月１日に新株引受権（分離
型）額面総額６０，０００千円を次の要領で発行した
ものである。
発行価格： 額面１００円につき１００円
（社債部分の発行価格９０円、新株引受権の価格１０円）
権利行使価格： １株（額面５００円）１，０００円
（資本金への組入れ額は商法規定の最低限度額）
新株引受権の付与： 社債額面１００円につき１００円
償還期間： ５年
新株引受権行使期限：平成１５年３月３１日まで
利率： 年３％
利払日： ６月３０日と１２月３１日の年２回
新株引受権付社債の特徴は、この例で言いますと「権利行使価格」と「新株引受権の付与」
（付与割合とも言います）にあります。
新株引受権というメリットは、社債を買ってくれたヒトへの「おまけ」なわけですから、
社債をたくさん買ってくれたヒトにはたくさんの新株を引き受ける権利をあげます。「新
株引受権の付与」は、社債１００円を買ってくれたヒトには全部で１００円の新株を引き
受ける権利をあげましょうという意味です。
全部で１００円の新株を引き受けると言っても、１株２０円の場合と、１株１０円の場合
では引き受けられる株数が違いますよね。この「単価」も最初に決めておきます。これが
権利行使価格です。
そして会社側としては、この新株発行により増加する資本を、資本金に入れるのか、一部
を資本準備金にするのか、ということを決めます。
これらの条件が問題としては与えられます。
４．一括法の場合
会社側の処理としては一括法と区分法があります。一括法は簡単です。
〔発行時：一括法〕
（現金預金） ××× （新株引受権付社債） ×××
普通の「社債」勘定の代わりに「新株引受権付社債」を使うだけです。もちろん社債発行
差金が生じればその処理もします。金利の支払いも普通の社債と同じように行います。上
の例では差金が生じていません。このように差金が生じない場合がわりあい多いと思いま
すが絶対ではありません。
〔権利行使時：一括法〕
（現金預金） ××× （資本金） ×××
（資本準備金） ×××
権利行使によって、何株の株式が発行され、そのうちどれだけが資本金になるのかを計算
します。これは通常の新株発行の処理と変わりません。発行価額と１株の発行価格を新株
引受権付社債の条件から計算しなくてはならないだけです。
蛇足ですが、ワラント債所有者の権利行使によって、新株引受権付社債自体は動きません。
５．区分法の場合
ワラントは社債と別のものと考えることもできます。この場合は、最初から分けて処理す
ることができます。
〔発行時：区分法〕
（現金預金） ××× （社債） ×××
（社債発行差金） ×××
（現金預金） △△△ （新株引受権） △△△
払い込まれた現金のうち、一部は新株引受権を買ってくれた代金、残りが社債に対する払
い込みと考えます。社債はこの後、たんたんと差金の償却やら利息の支払やらを処理して
いきます。
この「新株引受権」という勘定なんですが、社債とは別のモノとお考えになるとよろしい
かと存じます。イメージとしては、「特定の値段で新株を発行してあげないといけない義
務」であり、すぐ後で述べますが、新株の引受がありますと、資本準備金に振り替えられ
ます。新株引受権は「いずれ資本準備金になるんだけど、いまは未だなんです」という暫
定的な「負債」として存在することになるのです。ここがちょこっとわかりにくいですね。
〔権利行使時：区分法〕
（現金預金） ××× （資本金） ×××
（資本準備金） ×××
（新株引受権） △△△ （資本準備金） △△△
権利行使の時、現金預金を払ってもらって、資本が増えるという部分は、一括法と変わり
ません。行使された分の新株引受権は資本準備金に振り替えられます。結局、ある額の新
株を発行して、それに対して、権利行使時に×××のおかねが払い込まれ、社債発行時に
△△△のおかねが払い込まれていますので、両方とも株式払い込み剰余金の性格を持って
いるじゃないか、とイメージなさると良いのではないかと思います。
なお、蛇足ですが、転換社債の場合は、社債そのものを消して、これに対し払い込まれた
金額を新株への払込金に充当します。ワラント債はちょっと違うわけです。
この間、社債はたんたんと社債として処理されていき、償還日になってようやく借方に社
債が来るわけです。
ちなみに新株引受権が行使されずに終わりますと、
（新株引受権） ××× （新株引受権戻入益） ×××
というふうに利益になってしまいます。だから最初から資本準備金にしてしまうことがで
きないのです。
具体的な処理方法や計算方法は省きましたが、だいたいのイメージと言うことでご容赦く
ださい。
[2001/07/16 11:27:54]
お名前： あき
教えてくれた皆さん本当にありがとうございました。これからわからない事があったら
また教えて下さい。よろしくお願いします。
お互い頑張りましょう。
[2001/07/16 15:00:59]
お名前： JJJ
転換社債の希薄化防止条項について
要するに、増資後に時価が何倍になったか？ということですよね。
新転換価額は、旧転換価額を同数倍すると求まると。
増資前の時価を ａ 、既発行株式数を ｐ 、増資後の時価（一株あたりの金額）を ｂ 増資の払込金額を ｃ、新発行株式数を ｑ
転換価額を ｍ 、 調整後の新転換価額を ｘ
とおくと
�〜�資後の時価(b)を、加重平均算出により求める。
ｂ＝（ａｐ＋ｃｑ）÷（ｐ＋ｑ）
�∩�資後に時価が何倍になったか。
ｂ/ａ ＝｛（ａｐ+ｃｑ）÷（ｐ+ｑ）｝÷ａ
＝（ｐ＋ｑ×ｃ／ａ）÷（ｐ+ｑ）
��新転換価額は、旧転換価額をｂ/ａ倍すると求まる。
ｘ＝ｍ(ｂ/ａ）
借金大魔王さんの説明と同じですが・・・
[2001/07/18 01:34:06]
このテーマについての発言をどうぞ。
※半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
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