記事タイトル:有形固定資産の買換えについて |
こんにちは。おひさしぶりです。。。 このごろぼちぼちのかりんです・・・。 有形固定資産の買い換え問題についてですけど、 売る方の資産に時価がある時の仕訳が、 どうしても理解できません・・・。 どなたか良い方法があれば教えて下さい。おねがいします。[2001/02/04 12:39:16]
数字は意図的に小さくした次の例題で説明してみます。 【例】 期首に備品(取得原価800円、減価償却累計額550円、時価は200円)を 下取りに出し、新しい備品1000円を購入した。下取価額は350円であり、 下取価額と新車代金の差額を現金で支払った(間接法で記帳している)。 よって、この時の仕訳を示しなさい。 買換えの仕訳は慣れないうちは、“売却”と“購入”に分けて考えるのがコツです。 また、時間節約のため、私は下書用紙には“ひらがな”などを活用してます。 “売却” るい 550 / びびん 800 Cash 350/ えき 100 (注)るい=減価償却累計額、びびん=備品、えき=備品売却益、 そん=備品売却損、Cash=現金 “購入” びびん 850 /Cash 1000 そん 150 新しく買った備品の取得原価ですが、時価200円のものを350円で買い取って くれたことから、これは150円の「値引き」と考え、1000-150=850円を 取得原価とします。(時価がわかっているときは、時価でしか取引は成立しないのが 普通。あえて取引するのは「値引き」だからと考える) 最後に“売却”と“購入”の仕訳をひとつにまとめます。 減価償却累計額 550 / 備品 800 備品 850 / 現金 650 備品売却損 50 備品売却益の50円というのは、備品(取得原価800円、減価償却累計額550円)の 簿価は800-550=250円だったのに、200円でしか下取りをしてくれなかった差額です。[2001/02/04 21:09:25]
【訂正】 終わりから2行目の「備品売却益50円」は「備品売却損50円」が正当です。 そういえば、このパターンって、H12.8.1の税理士試験簿記論にも出てましたね。 自動車販売会社のG社は、H社が営業用に使用していた車を下取りして新車を販売した。 下取り車両の中古市場における査定額は600千円、実際の下取り価格は800千円であった。 G社は、新車の価格3,000千円と下取り価格との差額のうち1,000千円はH社振出しの小切手で 受け取り、残額は次月に受け取ることとした。なお、小切手は直ちに当座預金に預け入れた。 H社はこの買換えを期首に行った。その時点での下取り車両の取得価額は2,000千円、その 減価償却累計額は900千円であった。なお、新車の購入に係る諸税金・諸経費は無視するものと する。 H社が購入した時の仕訳。(仕訳の単位;千円) “売却” るい 900/くるま 2000 Cash 800 そん 300 “購入” くるま 2800/ Cash 3000 そん 200 “売却”+“購入” るい 900/くるま 2000 くるま 2800/ Cash 2200 そん 500 「小切手は直ちに当座預金に預け入れた」ことと、「1,000千円はH社振出しの小切手で 受け取り、残額は次月に受け取る」ことに注意して、解答は、 (借)車両減価償却累計額 900/(貸)当座預金1,000 車両 2,800/ 車両 2,000 車両売却損 500/ 未払金 1,200[2001/02/04 21:34:11]
こんにちは☆ ゆういちさん、と〜ってもわかりやすい説明、ありがとうございました(^_^) 別々に分けて考えるのは、テキストに書いてあったけどよくわからなかったんです(T_T) でも、ゆういちさんの説明でわかりました〜〜! あとは問題をいっぱい解くことですね♪ そういえば、ちょっと気になったんですけど、 勘定科目をひらがなで書くこと。。。。 びひんが「びびん」になってるのはまちがいですか? それとも何かほかのと間違えないように「び」にしてるんですか??? 3ヶ所ともだから間違いじゃないだろうし・・・と思ってました。 何か理由があったら教えてください。 本当にありがとうございました★[2001/02/05 14:15:45]
>びひんが「びびん」になってるのはまちがいですか? すいません。単なる間違いです。「びひん」が正しいです。[2001/02/06 01:16:14]