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お名前: shin
今過去問をやっていて疑問に思う事があったのですが、
第96回の会計学の3問目のリース会計で備品の減価償却を定額法でやるとかいていて
A備品とC備品の償却期間はリース期間で、
B備品の償却期間は耐用年数にすると解説に書いてあります。
ちなみにA備品、C備品はファイナンスリース取引で
B備品はオペレーティングリース取引です。
なぜこういう風に償却期間を使い分けるのですか?
そういう基準はあるのですか?
[2001/09/07 00:58:42]
お名前: 中級者
>A備品とC備品の償却期間はリース期間で
これは所有権移転外ファイナンスリース取引の場合です。
所有権移転外ファイナンスリース取引では,原則として,資産計上して減価償却は
残存価額ゼロ,償却期間はリース期間で処理します。
この場合,残存価額ゼロなので定率法は使えません。
例外としては,賃貸借処理として扱い,資産計上せず,支払いリース料を費用計上します。
>B備品の償却期間は耐用年数にすると解説に書いてあります。
これは所有権移転ファイナンスリース取引の場合です。
所有権移転ファイナンスリース取引の場合は,資産計上して所有資産と同じ減価償却を行います。
ゆえに,償却期間は耐用年数を用います。
[2001/09/07 02:03:30]
お名前: 中級者
>B備品はオペレーティングリース取引です。
見逃してました,すいません。
とすると,賃貸借処理として扱い,支払いリース料を費用計上するだけのような気がします。
減価償却する必要がない?
[2001/09/07 02:18:33]
お名前: 中級者
上のは勘違いして見づらくなったので
リース取引について簡単にまとめておきます。
まず,ファイナンスリース取引について
所有権移転・・・売買取引処理,所有資産と同じ減価償却
種有権移転外・・原則ー売買取引処理,残存価額ゼロ耐用年数はリース期間での減価償却
例外ー賃貸借取引処理,支払いリース料を費用計上,但し注記必要
次ぎにオペレーティングリース取引
解約不能ー賃貸借取引処理,支払いリース料を費用計上,但し注記必要
解約可能ー賃貸借取引処理,支払いリース料を費用計上,注記不要
こうしてみると,オペレーティングリースはオフバランス取引なので
減価償却は必要ないですね。
[2001/09/07 02:40:06]
お名前: ぐれ
URL
こんにちは、shinさん、中級者さん
処理については中級者さんの書いておられるとおりです。根拠はリース取引に係る
会計基準注解(注5)になります。
96回会計学のB備品については貸し手側の処理を問うていますので、通常の減価償却
になりますです。
[2001/09/07 07:06:31]
お名前: shin
ありがとうございます!
今後も色々とお世話になるかもしれないので
その時はよろしくお願いします。
[2001/09/07 16:36:02]
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