記事タイトル:機会原価について・・・ |
機会原価がよくわからないんです。「原価節約額」と「機会原価」がごっちゃ混ぜ になっちゃって。 たとえばA案で使っている材料倉庫料はB案が採用されると「節約される」とすると、 その分B案の原価が少なくなるというのはわかるんですが、それはA案にとってみれば 機会原価になり、A案の原価にその機会原価をたすんではないかな?と思うのです。 しかしこの考えが間違っているのいうのはうすうすわかっているんですけど、なぜこの考え かまちがっているのかが自分で説明できないんです。質問もどういうふうにしたらいいかも わからないので、意味がよくわからないかもしれませんがなんとなくでいいんで、「機会原価」 について教えてください。[2001/05/26 13:07:00]
何となく気持ちが理解できるような質問ですね。 まあ簡単に言えば、A案とB案があったとします。A案を採用した場合、10.000円 の利益が得られるが、B案を採用するとその10.000円は得られない。つまりB案を 採用した為に10.000円の利益を失ってしまったのです。この10.000円が機会原価 なのです。 別の考え方をすれば、この10.000円をA案の差額収益ととらえてもいいのです。そ う計算しても同じ計算結果が出てきます。ただし、「機会原価」というのは意思決 定における独特の概念ですのでしっかり理解しておく必要があります。 「原価節約額」と区別がつかないそうですが、これは発生原価の減少で、「機会原 価」は利益の減少という点で意味が違います。 おわかりになりましたでしょうか?[2001/05/27 13:47:53]