記事タイトル:圧縮記帳 |
この1級質問コーナーでははじめてお世話になります。よろしくお願いいたします。 圧縮記帳(有形固定資産)についてお聞きします。 なんで圧縮記帳をするのか,なんですが, たとえば(有形固定資産を購入するために)国から国庫補助金を40円もらったとして,このままほっとくとこの40円分は特別利益扱いなのでこの10円にも税がかかってしまう。それを避けるために圧縮記帳をする,ということでいいのでしょうかね。 そこで質問なのですが, 例えば (建物) 100 (現金) 100 (建物圧縮損) 40 (建物) 40 という圧縮記帳の仕訳があるとして, この場合,この建物を売却した場合は 売却価格と比較するのは100なのですか,それとも60(=100-40)なのですか? またそのさいの仕訳はどうきればいいのでしょうか。 (あ。減価償却費,減価償却累計額,などは省略しています。) 70円で売れたとして,30円損したのか,はたまた10円得したのか,どちらなんでしょうか。 でも別に損もしてないのに,60円を簿価とする,ってなんか変ですよね。[2002/02/17 13:54:00]
圧縮記帳は、一時の課税のため目的のものが購入出来なくなるのを避けるため、 課税の繰延べを目的として行う記帳技術です。 だから60円を簿価とする事に意味はありません。 ちなみに仕訳は以下の通りです。 (現金預金) 100 (建物) 60←帳簿上の金額 (建物売却益) 10 最終的な損と益は一致します。[2002/02/17 14:27:17]