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お名前: 砂時計
銀行勘定調整表を作成する問題で、
以下の扱いがわかりません。教えて下さい。
1.時間外入金
決算日に入金したが“営業時間外”であった為、銀行では翌日付で入金記帳した。
(銀行側調整)
………この場合、入金日は銀行の処理日に合せて、決算日現在の残高は入金前
の残高が正しいのではないでしょうか?入金記帳は翌日付なのに、何故
決算日の銀行残高を修正??
2.未取付小切手
買掛金支払いの為に振り出した小切手が銀行に支払呈示されていなかった。
(銀行側調整)
………買掛金決済の仕訳をきった時点で借方:買掛金、貸方:現金、としてい
るのが、決算日現在、まだ支払われていないので、その反対仕訳をして
買掛金を未決済と修正するのでは?何故実際に支払われてもいないのに
銀行勘定を調整??
3.銀行残高証明書
銀行側が決算日現在の残高をいくらですよ、と証明しているのに、何故それを修正
るる必要があるのでしょうか?むしろ証明された残高こそが決算日の正しい残高な
のではないでょうか?それを修正してしまったらB/S残高と残高証明残高が違って
しまうような気がするのですが、、。
どなたかよろしくお願いします。
[2001/09/04 11:11:26]
お名前: 金色夜叉
砂時計さん,こんにちは
銀行勘定調整表は作成日現在に発生している不一致の原因がこれだけあるよという表です。
この場合当座預金勘定と銀行の預金残高がなぜずれるかを把握しておく必要があります。
それは,当座預金を増減するタイミングが違うからです。(例えば,企業では小切手を振り
出した時に当座預金を減額し,銀行側ではその小切手の呈示を受けた段階で預金残高を減額
します。)
そうすると,小切手の受取人が銀行に呈示せず保有していた場合企業側残高と銀行側残高が
異なります。これが未取付小切手と呼ばれるものです。この場合,たまたま受取人が銀行に
呈示してなかっただけなので銀行側の修正となります(言い方をかえれば企業側は適正に処
理をしていると考えてもいいです)。
実際には銀行側は預金残高を本当に修正するわけではなく,あくまでも一定時点の当座預金
勘定残高と銀行側の預金残高を一致させるために行われる作業です。
時間外預入も同様に,たまたま銀行の営業時間外で銀行が預入処理をしていなかったという
ことなので,銀行側で預入の処理をしたという仮定で考えます。
従って,貸借対照表の当座預金(現金預金)残高は決算日現在で存在すべき残高(時間的な
ズレによる不一致を修正した場合の当座預金)ということになります。
不明な点があればまた質問してください。
[2001/09/04 12:25:40]
お名前: 砂時計
金色夜叉さん、ありがとうございます。もう一度教えて下さい。
>従って,貸借対照表の当座預金(現金預金)残高は決算日現在で存在すべき残高
>(時間的なズレによる不一致を修正した場合の当座預金)ということになります。
“決算日現在で存在すべき残高”がB/S残高、という事は、残高証明の残高とB/S
残高は“時間的なズレによる不一致を修正した”分、必ずしも一致しないという
事なのでしょうか?
でもそうすると、残高証明の意味があんまりないような気がする(監査があった
時にB/Sの残高証明として、銀行の残高証明が必ずしも当てにならない気がする)
のですが、銀行の残高証明とはそういうものなのでしょうか?
よろしくお願いします。
[2001/09/04 13:18:53]
お名前: 金色夜叉
砂時計さん,こんにちは。
当座預金勘定と残高証明書は時間的ズレにより,ある一定時点では残高があわなくなる場合
もあります(それが時間外預入や未取付小切手等のことです)。
そのため,銀行勘定調整表を作成するわけですが存在すべき残高になるにはこれだけの不一
致の原因があるんだということを確認するために作成します。
ですから,ずれていることが問題ではなく,原因がすべて把握できれば問題ないということ
になります。
結果的には残高証明書の金額とB/S残高が一致しない場合もありますが,一致しない原因
がわかっていれば(銀行側の修正要因)問題ないということになります。
あくまでもこの作業は企業側主体で行っていることを念頭において考えてみるといいかと思
います。
また不明な点があれば書き込みしてください。
[2001/09/05 10:53:09]
お名前: 砂時計
金色夜叉さん、ありがとうございました。
どうも残高証明書について誤解をしていたようです。^^;
また機会がありましたら、よろしくお願いします。
[2001/09/05 18:00:23]
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