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お名前： ち-こ
スタンプ発行会社とその顧客である会社との取引を仕訳で示すとどうなるのでしょうか。
フランチャイズみたいな感じかまた特殊商品売買のひとつかはっきりしません。
どなたか教えてください。
[2001/09/25 12:15:16]
お名前： ぐれ
ＵＲＬ
こんにちは、ち-こさん
スタンプ発行会社というのはどのようなことをする会社なのでしょうか。
そのへんを教えていただければ、ご一緒に考えてみることができるかもしれません。
[2001/09/27 11:04:52]
お名前： ち-こ
ぐれさん いつもすみません
とりあえずグリ−ンスタンプのURLを参照してください.
http://www.google.com/search?q=cache:HDFANGSy2VI:www.greenstamp.co.jp/p_27.html+%83X%83%5E%83%93%83v%94%AD%8Ds%89%EF%8E%D0&hl=ja
スタンプ会社は顧客であるたとえば、味の素の依頼を受け、販売促進のため、スタンプなどを
用いて消費者の購買意欲をだす手段として用いられています.他の資料はいまはないので、明日
にでも書き込みします.
本件、実務をやっていた方なら問題ないと思うのですが、なかなか詳しい方がいないのでいい
情報がはいってこないのが現状です.
[2001/09/27 13:38:00]
お名前： ぐれ
ＵＲＬ
こんにちは、ち-こさん
実務的なことはまったくわからないので、観念的な域を出ませんが。
１．売上
スタンプ会社が売っている商品は、あくまでもアイデア・サービスです。制度の設計から
インストールメントまでを請け負っているなら、制度が実施に移されるなど、社会通念上
この商品の引き渡しがあったと考えられる時点で収益を認識すべきでしょうし、さらに運
営までを請け負っているなら、時間基準によって引き渡しがあるものとみて良いでしょう。
いずれにしても、収益認識の基準は一般の商品売買と同じく販売基準によるものと見て良
いと考えます。特殊商品売買が特殊であるゆえんは、収益の認識基準にありますから、こ
のスタンプ事業はごく一般的な商品売買であると考えられます。
表示科目は、主たる営業がサービスの販売なのであれば、役務収益（受取手数料）ではな
く、売上高として表示するのがよろしいのではないかと思います。
２．売上原価
難しいのは、初期の設定から実施までを請け負っているときの、費用配分にあるのではな
いかと思います。おおきい制度を請け負って、いろいろと費用が発生しますが、売上は引
き渡しの時点でどかんと発生します。これについては、基本的に個別受注生産形態をとる
ものと考えられますから、個別原価計算的に費用を集計して、費用収益を対応させればよ
ろしいのではないかと思います。請負工事の完成基準とよく似た処理になりましょう。
３．財務管理
初期設定から実施を請け負っているときにはないことですが、運用を請け負っている場合
に、財務的な部分も請け負うことがあるかもしれません。つまり、スタンプなりポイント
なりを消費者に発行した場合、これに伴ってプレゼント受取の権利なり商品購入権なりが
消費者に発生しますが、これに見合って、なにかを消費者に引き渡す義務が生じます。こ
の義務は本質的には、スタンプ制度をやっている会社（スタンプ会社から見れば顧客）に
帰属します。従って処理はスタンプ会社の顧客サイドで行うべきものです。
しかし、この義務を特約によってスタンプ会社に帰属させることもできます。この場合に
も、スタンプ会社は顧客の計算においてこれを実施しますから、義務の発生に伴い、同額
の債権が顧客に対し発生することになるでしょう。
いずれにしても、どれだけのスタンプなりポイントなりが消費者に発行されたか、そのう
ちどれだけが行使されたか、を正確に把握し、破綻しないようにしておかなくてはなりま
せん。
[2001/09/28 06:42:02]
お名前： ち-こ
ぐれさん ありがとうございます.
ぐれさんの書いた内容とテレコになっているかもしれませんが,私が理解しにくい問題を自分なりに整理してみました.まず,問題の概略を説明いたします.
「スタンプ会社Aは決算が3月31日でAは過去の経験から,ス−パ-Bに売却されるスタンプのうち 80％が償還されると想定している.Aの'98年3月末の負債にスタンプの償還引当金6,000,000 が計上されており,
99年度の追加情報として,
� ．后櫂�-Bへのスタンプ売上高 6,000,000
�◆．好織鵐廚僚�還費用('99年4月1日以前) 2,750,000
'99年度に売却されるすべてのスタンプが'00年度に償還され,その償還コストは2,250,000
であるとします.'99年度3月31日時点のAのスタンプ償還の為の引当金はいくらか」
解答は6,000,000+1,800,000-2,750,000＝5,050,000だそうです.
解答の手引きを仕訳で示しますとの取引の流れを整理してみました
・現金 4,000,000 スタンプ売上高 4,000,000
・スタンプ償還引当金2,750,000 スタンプ(棚卸品) 2,750,000
・スタンプ償還コスト1,800,000 スタンプ償還引当金1,800,000
(80％ｘ2,250,000)
これからスタンプ会社とス−パ-との取引の流れを整理してみました.
(1)ス−パ-Bはスタンプの発行をAに委託する.
(2)AはBにスタンプを売却する.
(3)Bは販売促進のために消費者に商品とともにスタンプを提供する.
(4)消費者からスタンプの償還を予測してAは引当金を計上.つまり,償還相当額分の現金および
商品を消費者に提供する.
(5)後に実際のスタンプ償還コストが計上される.
と,自分なりに整理してみましたが,ぐれさんのご説明も読まさせてください.
同時にぐれさんの方でも,なにかコメントがあれば書きこんでください.
[2001/09/28 12:05:54]
お名前： ぐれ
ＵＲＬ
こんにちは、ち-こさん
スタンプ会社が財務管理をしている部分ですね。恐らくこの場合、スタンプ会社から直接
消費者にプレゼント（現金なり商品なり）が渡されるのでしょう。「スタンプ売上高」な
るものが、消費者の請求権の全額を示しているのなら、これは収益とは言えないと思いま
す。手数料が含まれているなら、その部分が収益になるでしょう。
ところで、テレコってどういう意味なんですか？
[2001/10/03 10:02:42]
お名前： ち-こ
ぐれさん おはようございます.
＞ところで、テレコってどういう意味なんですか？
これは私がぐれさんのレスを読む前に,自分のレスを書き上げてしまったからです.それでぐれ
さんがおっしゃたことと内容が重複するかもしれませんよということです.＾0＾
ぐれさん この簿記上の取引の流れは特殊商品売買のひとつ,つまり委託販売なのかあるいは
それにも属さないなにか特別なものなのでしょうか.
[2001/10/03 12:16:44]
お名前： ぐれ
ＵＲＬ
こんにちは、ち-こさん
そもそも最初に顧客から現金を受け取ったときに、貸方項目に「売上高」などという勘定
名をつけるから、わからなくなるんだと思うのです。
設例
（１）スタンプ発行会社Ａは、顧客であるスーパーＢから委託を受けて、スタンプを作成
しスーパーＢに引き渡している。
（２）Ｂは販売時に消費者Ｃにスタンプを提供する。スタンプを保有するＣは、スタンプ
１枚につき１円を受け取る権利を有し、有効期限はない。ＣはスタンプをＢに送る
が、Ｃに現金を渡す義務を負っているのは法的にＡであり、スタンプは直ちにＢか
らＡに送られる。
（３）従来の経験からＣに渡されたスタンプのうち８０％について権利行使があり、現金
を渡してきた。
〔ケース１〕
最初の段階でスタンプと引き換えにＢからＣに渡される現金は、Ｃへの支払に充てるため
のものであり、これとは別にＢはＣにスタンプ発行から管理に係る料金をサービス料とし
て支払っている。Ｃがいかなる時点でスタンプの換金を求めてきても、ＡがＣに対して現
金の支払に応じなくてはならない。
ＡがＢに６百万枚のスタンプを引き渡し、それをＢが全てＣに渡した場合、ＣはＡに対し
て６百万円の金銭債権を持ちます。確かに経験的には８割しか換金を求めてこなかったの
かもしれませんが、有効期限がないのであれば、いずれ換金されるかもしれません。
そうであれば、Ａは全額６百万円の負債を負ったことになります。ですから、Ｂから現金
を受け取ったときには、
（借）現金 ６百万円 （貸）負債 ６百万円
の仕訳をしなくてはなりません。単純にお金の管理をしているだけです。商品券を発行し
た場合と同じです。損益項目とは無関係です。サービス料は別途、
（借）現金 ××× （貸）受取サービス料 ×××
の仕訳で処理します。
〔ケース２〕
一定の期限が来ると、スタンプの換金に応じる義務がＢに移転し、Ａの義務はなくなる。
こういうケースがあるかどうかわかりませんが、ある時点で６百万円の２割が換金請求も
なく、残っていることがあり得るでしょう。このお金はどうなるか考えてみて下さい。こ
んどはＢが法的に債務者となります。そのためにＡに渡してあったおかねは、今度はＢが
必要になるのですから、当然Ａからこのお金を返してもらうことになります。
〔ケース３〕
最初の段階でスタンプと引き換えにＢからＣに渡される現金には、Ｃへの支払に充てるた
めの費用に加えて、スタンプ管理に係るサービス料が含まれている。Ｃがいかなる時点で
スタンプの換金を求めてきても、ＡがＣに対して現金の支払に応じなくてはならない。
この場合、例えば、スタンプは５百万枚発行され、百万円は手数料であったとしましょう。
そうであれば、ケース１となんら変わりありませんから、
（借）現金 ５百万円 （貸）負債 ５百万円
（借）現金 １百万円 （貸）受取サービス料 １百万円
となります。
〔お書きになった処理を仮設的な数字で書いてみると：ケース１と想定〕
ＡはＢにスタンプを引き渡し、ＢからＡに現金引き渡し
（借）現金 ６．０百万円 （貸）スタンプ売上 ６．０百万円
ＣからＡに２百万円の換金請求あり
（借）償還コスト ２．０百万円 （貸）現金 ２．０百万円
決算時に、当初に予想される換金額４．８百万円（６．０百万円×０．８）のうち、いま
だ換金請求されていない部分を費用として計上する
（借）引当金繰入額 ２．８百万円 （貸）引当金 ２．８百万円
翌期にＣからＡにさらに２百万円の換金請求あり
（貸）引当金 ２．０百万円 （貸）現金 ２．０百万円
決算時のＰ／Ｌは、
�機ー�益 ６．０百万円
�供“駘�
償還コスト ２．０百万円
引当金繰入額 ２．８百万円
−−−−−−
４．８百万円
−−−−−−
利益 １．２百万円
しかし、この１．２百万円の利益とはなんでしょう。６百万円のおかねを預かったけれど、
どうもＣが忘れているらしいから、これは利益にして株主に分配してしまおうとでもいう
のでしょうか？
お書きになった処理では、たまたま一定期間内に換金されなかった部分を、あたかも収益
として処理できるかのような結果になっています。しかし、これは会計的には本来おかし
いわけです。ＣからＡに対する債務は債務として残っているわけですから（だからこそ、
最初に渡した現金がＢに引き上げられずにＡに預けられたままなのです）、引き続き、債
務として計上し続けなくてはならないはずです。これを利益として株主に分配してしまい、
仮にもＣが予想を超えて換金請求してきたら、そしてこれ以外になにも資産がなければ、
困ったことになります。
ただし、時効の到来など、法的にＣが請求権を失った場合に残存の金銭をＢがＡに返還す
る必要がないとの特約がＡＢ間にあるのであれば、時効到来時に特別利益とすることはで
きると思います。しかし売上高（本業による営業収入）とすることはできないと思うので
す。
スタンプ会は、本来、事業手数料によって事業運営できなくてはならず、預かった資産の
「残り（に見えるもの）」を利益としてはならないと言われるゆえんです。
ですから、繰り返しになりますが、スタンプ会にとっての収益は手数料であり、スタンプ
事業は特殊商品売買でもなんでもありません。
（結局、テレコって、入れ違いっていう感じの意味なのかしら）
[2001/10/03 16:21:09]
お名前： ち-こ
ぐれさん 返事がおそくなってどうもすみませんと同時に詳しいご説明ありがとうございます.
まず,ぐれさんのスレを引用いたします.
＞〔ケース１〕
有効期限がないのであれば、いずれ換金されるかもしれません.
通常は期限があります.それゆえ,後のご説明も変わってくるのでは
わたしの9月28日のスレから
＞解答の手引きを仕訳で示しますとの取引の流れを整理してみました
・現金 4,000,000 スタンプ売上高 4,000,000
・スタンプ償還引当金2,750,000 スタンプ(棚卸品) 2,750,000
・スタンプ償還コスト1,800,000 スタンプ償還引当金1,800,000
(80％ｘ2,250,000)
�，泙�,スタンプ売上高の4,000,000はサ−ビス料でないと,前の6,000,000との数字のつじつま があわなくなります.前の6,000,000はスタンプそのものとサ−ビス料こみのような感じがし ます.
�▲好織鵐�(棚卸品) 2,750,000は現金のようなかんじがします.これがスタンプ(棚卸品) は
どうも理解できません.
��最後の仕訳は理解できます.
参考までに図書館で調べたのですが,それをス−パ-側の仕訳にあてはめてみると
1.来期以降に予想されるスタンプ交換請求分の原価を期末引当計上
販売促進費 XXX スタンプ交換費用引当金 XXXX
2.翌期にスタンプ交換をした時
スタンプ交換費用引当金 XXXX 買掛金 XXX
3.スタンプ会社からスタンプを購入した時
スタンプ未使用残高 XXX 現金 XXX
4.期末修正として
販売促進費 XXX スタンプ未使用残高 XXX
参考になるかどうかわかりませんが
[2001/10/09 16:36:14]
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※半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
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