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お名前： トッティー
みなさんこんにちは。
割賦販売の問題をやってたら、頭がこんがらがってきました。
どなたかご指導くださいませんか？
疑問��
未実現利益控除法・対照勘定法どちらを使っていても、当期分・前期分どちらの時も回収不能になった時、決算整理の時点で取り戻した商品が
販売、もしくは期末に残っていても、その評価額は
仕入 ×× ／ 戻り商品 ×× この仕訳は必要なのでしょうか？
疑問��
前期分が回収不能になった時、貸倒れ損失はすべて貸倒引当金をあてないのでしょうか？
これは、前期に回収期限到来基準採用の回収期限到来未回収がある時だけでなんでしょうか？
非常に分かりにくい質問、かつ基本的なんですが、どなたか書きこんで頂けないでしょうか。
宜しくお願い致します。
[2002/01/28 11:40:44]
お名前： けま
�〃誅世�ら言えば、「未実現…法」のときのみです。
未実現利益控除法と対照勘定法の決定的な違いというのは（私の考えからいくと）、
『所有権移転時期の違い』にあります。
「未実現…」では、商品を引き渡した時点で所有権が移転したと考えます。
（法律的にはそうではないが、会計的にはこう考える、ということです。）
であるからこそ、割賦売上を全額商品の引渡し時に計上します。
「対照…」では、回収基準の場合、回収されたぶんだけ、少しずつ所有権が移転すると考えます。
であるからこそ、回収されたぶんだけ、割賦売上を計上します。
では、回収不能が発生した時、それぞれの記帳方法において、
所有権はどのような状態にあるでしょうか？
「未実現…」では、すでに所有権が移転しています。
つまり、「戻り商品」とは、「新たな所有権の獲得」です。
※P/Lの「売上原価」及びその内訳は、全て「所有権」という言葉で説明できます。
期首商品棚卸高＝「期首現在所有権がある商品」
期末・・・ ＝「期末現在・・・ 」
当期商品仕入高＝「当期に新たに所有権を獲得した商品」←これが重要です
売上原価 ＝「当期に販売という理由によって所有権を失った商品」
戻り商品は、「未実現・・・」では新たな所有権の獲得です。
（引渡し時点で商品の所有権は移転する、と「未実現・・・」では考えるため）
期末にその商品があってもなくても、
「新たな所有権の獲得」があったことに変わりはありません。
一方、「対照・・・」では、代金を回収し終わるまでは所有権は移転しきっていません。
この場合、所有権はまだ当社にあると考えます。
従って、戻り商品を受け取っても、「新たな所有権の獲得」とはならないのです。
これで、�，療�えですが、
いかがでしょうか・・・？わかりにくいですかねえ？
「対照・・・」の場合は決算において
別の仕訳が必要となります。（1級の範囲を超えていそうですが・・・）
もしこちらも聞きたければまたご質問くださいね。
�△海譴蓮ΑΑΑ�
問題の指示によるのではないでしょうか？
回収基準においても、貸倒引当金が割賦債権に設定されていることがあります。
設定されていないこともあります。
これは、必ず問題に指示があるように思います。
では、分からない部分がありましたらまたお願いします。
[2002/01/29 00:05:45]
お名前： トッティー
けまさんおはようございます。
詳しく書きこんで頂いてホント感謝しています。
�〃誅世�ら言えば、「未実現…法」のときのみです。と書かれておりますが、
対照勘定法を採用していて、所有権が移転していないときは
仕入××／戻り商品×× の仕訳がいらなくて、回収した分（所有権が移転した分）はこの仕訳
をすると言う事で理解してよろしいですか？
それと、対照の場合は決算において別の仕訳が必要・・・とありますが、
仕訳だけでも教えていただいたら嬉しいのですが・・・・
何度も申し訳ありませんが、また、お待ちしております。
[2002/01/29 09:13:30]
お名前： けま
トッティーさん、おはようございます。
�，垢澆泙擦鵝△Δ泙�説明できていませんでした・・・。
対照勘定方のときは、仕入/戻り商品 の仕訳は、まったく必要ありません。
回収の途中であっても、所有権当社にあると考え、
全額が回収されて初めて所有権が移転します。
なんか、矛盾したような言い方になってしまいました・・・
ええっと、全額回収されて初めて所有権移転、と考えるのが一番この場合分かりやすいですね。
とりあえず、対照勘定法の仕訳を全て書きます。
�＿鷦�不能時：対照勘定を消す処理のみ行ないます。
割賦仮売上/割賦未収金 とか、これに似た勘定を使います。
今後売上を計上することが出来なくなった、ということで、
対照勘定を消すだけでＯＫです。
��期末・決算整理
戻り商品が残っている場合のみ、処理を行ないます。
仕入 / 繰越商品 （期首手許商品+割賦商品）
繰越商品 / 仕入 （期末手許商品+割賦商品）
戻り商品損失 / 繰越商品 （もともとの商品原価相当額−評価額）
（↑前期分回収不能で貸引設定時は貸引を取り崩します
ここまで、戻り商品に関する処理は全く行なわれていませんね。
それは、所有権がもともと移転していないために（正確に言えば、全てが移転はしていない、ですかね）
商品が手許へ戻ってきても、新たな所有権の獲得とはならず、
「手許にはないけど当社の商品」が「手許商品」になったにすぎないからです。
ということで、期末には何の仕訳もしなければ、戻り商品は、帳簿上、
『仕入原価ベースで残っている』のです。
（わかりますでしょうか？対照勘定法の期中処理を考えてみると、
売上原価については決算にしか処理が行なわれないことが分かります。
したがって、戻ってきた商品は、回収不能時もまだ「繰越商品」または「仕入」勘定において、
買ってきた時の値段でそのまま残っているはずです。）
しかし、戻り商品は、評価が低下しているのが普通です。
期末に戻り商品が残っている場合、普通に仕入・繰商・繰商・仕入をすると、
戻り商品の分が、買ってきた時の価額で期末に残ることになってしまいます。
ですから、原価の金額から評価額の金額まで、繰越商品を低下させるのです。
（商品評価損を計上するのに似ていますね）
というのが一つの方法です。
しかし、この方法だと、戻り商品が当期に売られた場合、
戻り商品の原価相当額と評価額の差だけ、P/L売上総利益が歪んでしまいます。
それを防ぐために、戻り商品損失を、期末ではなく回収不能時に計上する方法もあります。
こちらも知りたければ、またお待ちしております。
ということで、私の予想ですと、完全に１級を超えてしまいましたね・・・。
１級を目指してらっしゃるのでしたら、これは忘れてしまって構わないのではないでしょうか？
たしか、私が１級を勉強していた時に使っていた教科書には、
戻り商品の話は未実現利益控除法のみしか書いていなかった気がします・・・。
（しかもかなり大雑把に・・・）
それでは、またいつでもどうぞ！
お互いがんばりましょう！
[2002/01/29 09:51:38]
お名前： トッティー
けまさん、度々の書きこみ感謝しています。
けまさんの書きこ
[2002/01/29 10:13:59]
お名前： トッティー
すみません。途中で間違って書きこみボタンを押してしまいました。
回収時に計上する方法は、下記の仕訳であっておりますか？結果的にけまさんの仕訳と同じ
になればよいのですが・・・・
対照勘定法
�‥�期販売分
[回収不能・商品取り戻し時]
戻り商品××（評価額）／ 仕入 ××（原価） �∩梓�販売分はこの仕入が繰越商品に
戻り商品損失×× 戻り商品損失と表示します。
仮売上×× ／ 未収金 ××
[決算整理]
取り戻し商品が販売されている時。
仕入 ×× ／ 戻り商品 ××
期末に残っている時。
仕入 ×× ／ 戻り商品 ××
繰越商品×× ／ 仕入 ××
以上です。分かりにくいですか？こんな感じの仕訳でも良いのですか？
何度も何度もホントにすみません。
頭の回転が遅いもので・・・・・
宜しくお願い致します。
[2002/01/29 10:33:30]
お名前： けま
こんばんはーー。
朝に書いていいただいた仕訳ですが、
おそらくあっていると思います。
考え方は絶対合っています。
ただ、若干気になるところがあります。
対照勘定法では「戻り商品」勘定を使わない方が良いのではないでしょうか。
戻り商品××（評価額）／ 仕入 ××（原価）
戻り商品損失××（差額）
考え方としてはこの通りですが、
戻り商品損失（原価ー評価額）/ 仕入（原価ー評価額）
とすると、決算での
仕入 / 戻り商品
という仕訳が全て必要なくなり、
つまり評価損部分の処理だけで済むため、
こちらの方が簡単だと思います。
「戻り商品」勘定を使うと、所有権が移転していたかのような感じがしますし（これはフィーリングですが・・・）。
あと、上の仕訳で「前期販売分はこの仕入が繰越商品に」とありますが、
おそらく、前期から繰越されてきた商品の在高は変えられません。
当期首に、「前期からですよー」といって運ばれてきた商品の在高（期首商品棚卸高）に関しては、
たとえ当期にそれに対し評価損のようなものが発生しても、
前期から運ばれてきた量は「過去の事実」であるため、
「期首商品棚卸高」は変わらないはずです。
ということで、前期分、当期分問わず、
戻り商品損失/仕入
となります。
いかがでしょうか？
このへんって、一回考え出すと止まりませんよね。
簡単な問題で数値例を使いながら考えるのが一番良いと思いますよ。
私もちょっとここを勉強しなおしてみます・・・。
[2002/01/29 22:16:55]
お名前： トッティー
けまさん、長々とありがとうございました。
ホントこの辺は考えだすと止まりません。
しかし、けまさんのおかげでかなり理解できました。
いろいろ書きこんで頂いて本当に感謝しています。
またなにかありましたらお願いしますね。
では・・・
[2002/01/30 13:05:09]
お名前： けま
こちらこそ、書き込むことで勉強になりました。
今後も掲示板に出没するので、またお会いしましょう！！
[2002/01/30 15:48:40]
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