記事タイトル:追加原材料の投入 


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お名前: a lost child in cost accounting   
突然で恐縮ですが、次の問題が良く分かりません。どなたか助けていただけないでしょうか。

問題

 当社では工程別総合原価計算によって製品原価の計算を行っている。また原価配分法と
しては先入先出法を採用している。そこで次の資料に基づいて第2工程完成品単位原価を
計算しなさい。なお端数が生じた場合は円未満第3位で四捨五入するものとする。

(資料)
1.生産データ
  第1工程
   工程完了品数量   2,282kg
  第2工程
   月初仕掛品           360kg
   全工程よりの受入量  2,282
   当工程材料投入量      580
             ――――
     計       3,222kg    
   月末仕掛品           252
                        ――――
   完成品       2970kg     注)進捗度は月初仕掛品が60%
                        ====      月末仕掛品が40%である。
2.原価データ
           直接材料費  前工程費   加工費
           ―――――  ――――  ―――――
  第1工程完了品  547,600円    ―    365,200円
  第2工程
   月初仕掛品原価   11,200円  114,800円  38,880円
   当月製造費用   75,400円   ?    504,630円

3.材料は第1工程の工程の始点と第2工程の50%地点で投入している。
4.第2工程では、第1工程完了品に対して毎期同じ割合で材料を投入している。
5.工程別総合原価計算は累加法によっている。


ちなみに、答えを見ると、516.58円とのことでした。
それと確かこのタイプの問題は、数量を換算するのに2通りの方法があった
ような……(←勘違いだったかもしれませんが)。
まあ、それはともかく分かる方がいらっしゃったら、どうぞよろしくお願いします。
[2001/10/20 00:10:31]

お名前: 中級者   
 この問題は追加材料によって前工程振替の数量が増量する問題です。
この問題を解くにあたっては月初仕掛品に追加材料がどの程度含まれているか
求めなければなりません。

>4.第2工程では、第1工程完了品に対して毎期同じ割合で材料を投入している。
とあるので当月材料投入量2,282のうち追加材料が投入されている分は2,030です。
 よって,2,030に対して580の比で月初仕掛品に含まれている追加材料を求めると
80だとわかります。

 次ぎに月末仕掛品を算定するにあたっては
>このタイプの問題は、数量を換算するのに2通りの方法があった
と言われるように始点の数量を用いる方法と終点の数量を用いる方法があります。
 ここでは始点の数量を用いて説明します。

             前工程費・(加工費)
        −−−−−−−−−−−−−−−−−−−
         280(168)  |  2310(2310)
            2282(2242.8)    252(100.8) 

このような数量(換算量)になるので
  月末仕掛品材料は・・・(547,600+365,200)× 252÷2,252=100,800
    月末仕掛品加工費は・・504,630×100.8÷2,242.8=22,680

追加材料は月末仕掛品には投入されていないので計算は不要です。

以上より,完成品原価は
 (547,600+365,200+11,200+114,800+38,880+75,400+504,630)−(100,800+22,680)=1,534,230
となります。
 このため第2工程完成品単位原価は
 1,534,230÷2,970=516.575757・・・
となるので円未満第3位で四捨五入して516.58円になります。
[2001/10/21 18:26:18]

お名前: やまちゃん   
a lost child in cost accountingさん中級者さんこんにちは。
便乗質問で申し訳ありませんが、教えてください。
中級者さんの書きこみの中で、第2工程では、第1工程完了品に対して毎期同じ割合で材料を投入している。
とあるので当月材料投入量2,282のうち追加材料が投入されている分は2,030です。

と、ありますが、どーいう意味でしょうか?ここが分からないと、この問題は解答できません。
すこし、意味を教えて頂けないでしょうか?
宜しくお願い致します。
[2001/10/22 11:35:20]

お名前: 中級者   
言葉が足らなかったようなので2,030が出るまでの過程を書きます。

 まず,追加材料は第2工程の50%地点で投入されています。
 そして,月末仕掛品は40%までとなっているので,月末仕掛品には
追加材料は投入されていません。
 ここで,先入先出法なので月末仕掛品は当月材料投入量によって構成されています。
 このことから当月材料投入量のうち追加原材料が投入されているのは
 2,282−252=2,030
 となります。
 これにより第1工程完了品に対して毎期同じ割合で材料を投入している割合が2,030:580
であるとわかり,簡単な数値に直すと3.5:1ということになります。

 以上から月初仕掛品の追加材料分は
 360×1÷4.5=80
となります。
[2001/10/22 13:01:36]

お名前: lost child   
 レスをくださった皆さん、どうもありがとうございました。
とても助けになりました。
[2001/10/24 02:01:52]

お名前: lost child   
 レスをくださった皆さん、どうもありがとうございました。
とても助けになりました。
[2001/10/24 02:03:40]

お名前: lost child   
 レスをくださった皆さん、どうもありがとうございました。
とても助かりました。
[2001/10/24 02:05:10]

お名前: lost child   
 レスをくださった皆さん、どうもありがとうございました。
とても助かりました。
[2001/10/24 02:06:17]

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