委託販売や試用販売で、販売基準から仕切精算書到来日基準や買取意思表示基準に
修正する問題で、「翌期戻り高」という項目があり、これを次期の売上高に加算する
ことになっていますが、これがなぜ次期の売上高に加算されるのかがいまひとつ理解
できません。
「翌期になって返品になった、あるいは買取意思がなく戻ってきたのとき」と一応理解して
いるのですが、それならどして当期決算時に「翌期の」戻り高がわかるんだー!(それは決算時
には未来のことのはず)、と考えてしまうと、わけわかりません。
下に例題をつけますので、どなたか説明をお願いします。
【例題】
×商店は一般販売、委託販売および試用販売を行っている。今期末まで、委託販売については
受託者に商品を発想した日、試用販売については顧客に商品を発送した日に売上高を計上し、
いずれも返品があった日に売上高から控除する会計処理を行ってきた。これを当期の決算から
「企業会計原則」に準拠した会計処理に改める。以下の資料に基づいて当期の売上高を計算しなさい。なお、前期の委託販売分のうち当期末までに仕切精算書が到着していないものが
46,800円ある。一方、前期の試用販売分のうち当期末に買取意志を確認していないものは
ない。
(資料) 前期 当期 (単位:円)
委託販売:売上高(元帳記録) 780,000 910,000
期末時点の仕切精算書未到着高 156,000 195,000
うち、翌期戻り高 78,000 136,500
試用販売:売上高(元帳記録) 1,500,000 2,000,000
期末時点での購入意思未確認高 600,000 800,000
うち、翌期戻り高 450,000 600,000
一般売上:売上高(元帳記録) 1,800,000 2,400,000
この問題の場合、当期の委託販売売上高が、
910,000 - 195,000 + 78,000 + (156,000 - 78,000 - 468,000) = 824,200
となるのですが、なぜ 78,000 を加算するのかが理解できていない、ということです。
[2001/05/17 12:13:38]