記事タイトル：総合償却で、減価償却累計額が少ない時
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お名前： なぞなぞ
総合償却の処理は、わかりますが、
もし１年度目などに、備品を除却した場合、
貯蔵品 ｘｘｘ 備品 ｘｘｘ
減価償却累計額 ｘｘｘ
という処理になるのでしょうか？いきなり減価償却累計額 ｘｘｘが、
借方発生するのは、おかしいような気がするのですが？
累計額が引き当てられてない場合、もしくは、ごく僅かだった時の処理もこうなのでしょうか？
それとも僕が何か勘違いを起こしているのでしょうか？
[2001/01/30 16:53:50]
お名前： レキオ
＜いきなり減価償却累計額 ｘｘｘが、
借方発生するのは、おかしいような気がするのですが？
減価償却費では！！
[2001/01/31 01:29:18]
お名前： なぞなぞ
レキオさん、ありがとうございます。
そうですね。なんかハマってしまって、全然気付きませんでした。
こんな質問にお答えいただき、ありがとうございました。助かりました。
[2001/01/31 08:58:46]
お名前： てんぐ
便乗になってすいませんが、気付くことができません。
「減価償却費では！！」は何を意味しているんでしょうか？
購入初期段階での除却等の場合、
間接法では、減価償却累計額が借方残高になることがあります。
この減価償却累計額を借方科目として固定資産に加算しなければ、
直接法と簿価が異なることになります。
表示方法によって簿価が異なっていいんでしょうか？
とても抜け出せそうにありません。
仕訳とともに教えていただけないでしょうか。
[2001/01/31 14:08:51]
お名前： さすらい人
総合償却の時にそのようなことはおこらないというのが前提です。それにそのようなことが
起こるとしたら、それは見積もり誤りなので臨時償却が必要となり、結局問題ありません。
ちなみに仕訳は減価償却費ではありません。最初のなぞなぞさんの仕訳で合ってます。
[2001/02/01 00:17:36]
お名前： なぞなぞ
なんかよくわかんなくなってしまった。
いきなり減価償却累計額が借方発生することも起こりうるということですか？
[2001/02/01 08:46:20]
お名前： てんぐ
なぞなぞさん、便乗してごめんなさい。
私の言っているのは回答ではありませんので、
まだ、理解できない奴がいるぐらいに思ってください。
例えば、取得原価1,000円の機械3台（残存価格10％ 平均耐用年数9年）を
取得後1年で1台を除却したとすると、
１年目 減価償却費 300 /減価償却累計額 300
２年目 貯蔵品 100 /機械 1000
減価償却累計額 900
減価償却費 300 /減価償却累計額 300
となり、減価償却累計額が３００円の借方残高となると思うのです。
これを直接法で行うと、
１年目 減価償却費 300 /機械 300
２年目 貯蔵品 100 /機械 100
減価償却費 300 /機械 300
と機械の簿価は２３００円になり、直接法と間接法での
簿価を一致させるためには、減価償却累計額を加算するしか…。
除却のみを考えると、見積もりの誤りともとれますが、
売却した場合でも、同じことが起きますので、臨時償却というのも？
自分自身どこで踏み外しているのかわかりませんので、
よろしくおねがいします。
[2001/02/01 11:18:30]
お名前： ジュリアン
まず、総合償却に関する議論をまとめてみます。
耐用年数まで使用するのであれば、何の問題も生じません。
問題は耐用年数到来前に除却・売却するケースです。
ただし、除売却のケースでも、総合償却の対象となっている固定資産の
「すべて」を除売却する場合は問題になりません。この場合は、通常の
除売却の処理を行えばいいわけです。
よって、焦点は対象資産の「一部分のみ」を除売却したケースです。
議論の前提として、総合償却の性質について意見の対立があります。
�〜躪臀�却は個別償却の簡便法であるとする説（以下、簡便法説）
�∩躪臀�却と個別償却はまったく別の処理方法であるとする説（以下、連続意見書説）
ここまでが議論の前提です。
（ちなみに個別償却とは普通の減価償却のことです）
・除却の処理
てんぐさんの02/01書込み例によります。
簡便法説によると、除却時の仕訳は個別償却の場合と同様に行います。
よって、2年目期首における除却の仕訳は、評価額を100として
減価償却累計額 100 機械 1,000
貯蔵品 100
機械除却損 800
そして、2年目決算では残る取得原価2,000の機械についてのみ
減価償却費を計上します。
減価償却費 200 減価償却累計額 200
いっぽう、連続意見書説は、本来ならば耐用年数到来時に行うべき
除却の仕訳を行います。
貯蔵品 100 機械 1,000
減価償却累計額 900
もちろん、これに見合う減価償却累計額はまだ計上されていないので、
以後の減価償却にあたっては、除却分の機械も含めて計算します。
減価償却費 300 減価償却累計額 300
どちらの説をとっても、耐用年数終了時に除却の処理をきちんと行えば
結果は一致します。
確かに減価償却累計額が一時的に借方残となりますが、耐用年数トータルで
考えれば調整されてしまうので構わない、と考えるのが連続意見書説です。
売却時の処理も連続意見書説によると妙なことになりますが、
考え方は同様です（最終的な結果は丸く収まるという理屈）。
面倒なので仕訳例はお手持ちのテキスト等に任せます。
＞てんぐさん
直接法・間接法はあくまでも記帳方法の違いにすぎません。
記帳方法の違いが会計処理方針の違いの論拠になることはありません。
簡便法説による仕訳を直接法で行うことも可能です。
[2001/02/01 15:28:39]
お名前： てんぐ
ジュリアンさん ありがとうございます。
でも、質問の書き方が悪かったようです。
２年目のＢ／Ｓの表示は
（間接法）
機械 2000
減累 300 2300
となってもいいのでしょうか？
これでも、最終的には丸く収まるのですが…。
度々申し訳ないのですが、お願いします。
[2001/02/01 17:51:12]
お名前： ジュリアン
＞てんぐさん
確かにそうなってしまいますが、「連続意見書」はそこまでフォローしていません。
通常（実務的に）機械がその3台しか存在しない、という状況はないからでしょう。
他にも機械がたくさんあって、その中で極端に早く除却されてしまうものはそれほど
多くない、と。たぶんそんなところだと思います。
総合償却資産の除売却は仕訳以上の解答を要求されない、と考えておいてください。
[2001/02/02 01:19:46]
お名前： てんぐ
ジュリアンさんには、前にもお世話になったことがありました。
今回も、丁寧に教えていただきありがとうございました。
なぞなぞさん、便乗どころか乗っ取りのようになってしまって、
ごめんなさい。
ありがとうございました。
[2001/02/02 09:44:06]
お名前： なぞなぞ
てんぐさん、ジュリアンさん
自分のちょっとした疑問をきちんと考えてくれて有難うございます。
具体例で、考えていただいたおかげで、間違ったまま覚えず
にすんで助かりました。逆に感謝しています。
棚卸差益の時もそうだったんですが、試験とは無関係の処理がどうしても
気になってしまう性分なので、また妙なことを質問するかもしれませんが、
これからもよろしくお願いします。ありがとうです。
[2001/02/02 12:55:18]
お名前： レキオ
なぞなぞさんすみません
私も、勉強させていただきました。
[2001/02/02 23:33:34]
お名前： なぞなぞ
レキオさん
いや、いいですよ。ネット仲間で、いろんな意見がでるから、
試行錯誤できてより、勉強になるってもんです。
「おっ！」って自分自身も思ったし、その後、てんぐさんの意見で、１年で、
いっきに減価償却費にしてしまうのは、おかしいといえばおかしいと納得。
いうならば臨時償却にあたるのか？など色々考えられて良かったです。
レキオさん、これからもよろしくです。
[2001/02/03 00:19:41]
お名前： レキオ
こちらこそ！
頑張りましょう
みなさん、よろしくお願いします。
[2001/02/04 00:15:00]
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