記事タイトル:標準原価計算の仕損について 


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お名前: くん   
正常仕損発生点80% 月初仕掛品25% 月末仕掛品95%

仕掛品(原料)勘定で 期首10000 当期67000 完成品50000 仕損7000 月末20000

仕掛品(加工費)勘定で 期首2500 当期72100 完成品50000 仕損5600 月末19000

単位当たりの正常仕損費 420とすると
完成品原価と月末仕掛品原価への仕損費の負担額は

完成品原価:420×50000
月末仕掛品原価:420×20000
ここで月末仕掛品原価の負担額を求めるとき420に20000を掛けていますが
これは仕損費が定点で発生しているからなのですか?
また、仕損が平均的に発生しているとしたら19000を掛けるのですか?

当たり前な質問かもしれませんがよろしくお願いします。
[2001/10/09 13:32:12]

お名前: 中級者   
>ここで月末仕掛品原価の負担額を求めるとき420に20000を掛けていますが
>これは仕損費が定点で発生しているからなのですか?
その通りです,定点発生の場合は実在量の比で按分します。

>仕損が平均的に発生しているとしたら19000を掛けるのですか?
これもその通りです,平均的発生の場合は加工換算量の比で按分します。

間違えている点はありません,これは総合原価計算でも同じです。
[2001/10/10 13:43:53]

お名前: くん   
中級者さんありがとうございます。

私の質問は標準原価計算についての仕損についてなのですが、
この場合でも上記に書いた計算でよろしいのですか?
確認の為宜しくお願いします。
[2001/10/10 18:20:03]

お名前: 中級者   
 そういえば標準原価計算で仕損が平均的に発生する問題は見たことがないですね。

 ちなみに,仕損の発生点が不明の場合は仕損を度外視した計算しかできません。
 よって標準原価カードも度外視法に対応するもの,仕損費を分記せずにこれを
負担させたものを作成します。
 このため仕損費こみの材料費や労務費,製造間接費を月末の仕掛品に按分していきます。

平均的に発生する場合はどうなのかもう一度調べてみるので少し時間をください。
[2001/10/11 00:54:08]

お名前: くん   
中級者さんありがとうございます。
>標準原価カードも度外視法に対応するもの,仕損費を分記せずにこれを負担させたものを作成します
これは第1法(標準消費量を正常仕損分だけ増やす方法)で標準カードを作るってことですか?

よろしくお願いします。
[2001/10/11 09:55:29]

お名前: 中級者   
 標準原価計算で仕損が平均的に発生する問題は見当たらなかったです。
標準原価計算の問題を30問以上当たってみましたが,仕損の発生点が不明の場合は
ありましたが平均的に発生する問題はありませんでした。

 考えた結果,私が間違っていた様です。 
 なぜなら,平均的発生の場合は加工換算量の比で按分した場合は,標準原価カードで設定した
単位当たりの標準原価を実在量の製品でかけた場合と値が異なってしまうので
平均的発生の場合において加工換算量の比で按分することはなさそうです。

 もし,問題で平均的発生があったならば実在量の比で按分できる度外視的な原価カード
を作成する必要があると思います。

 
>これは第1法(標準消費量を正常仕損分だけ増やす方法)で標準カードを作るってことですか?
第1法とかはわからないのですが,部減の余裕分を標準消費量に含ませるシリングロー・タイプ
の標準原価カードなので,標準消費量を正常仕損分だけ増やす方法で良いと思います。
[2001/10/12 00:52:19]

お名前: 中級者   
 歩減の字が間違えて変換されてしまいました。
部減の余裕分ではなく歩減の余裕分です。
[2001/10/12 00:55:15]

お名前: くん   
すいません連絡が遅れまして、出張だったもので・・・。
中級者さんありがとうございました。
この手の問題のときは私はいつも単位当たりの正常仕損費を求めて製造勘定に
記入するようにしているのですが、どうなのでしょうか?
お願いします。
[2001/10/15 13:33:51]

お名前: 中級者   
>この手の問題のときは私はいつも単位当たりの正常仕損費を求めて製造勘定に
>記入するようにしているのですが、どうなのでしょうか?
仕損の発生点が問題でわかる場合は上記の方法で問題無いと思います。
しかし,仕損の発生点が不明で負担関係がわからない場合は,度外視法的にしか
できないため標準消費量を正常仕損分だけ増やす方法で解くしかないと思います。

試験のことを考えるならば問題のほとんどが単位当たりの正常仕損費を求めて
負担関係を考慮した配賦方法をとっています。
これは,単位当たりの正常仕損費を求めた方より正確な原価管理ができるためと思われます。
総合原価計算でも度外視法(負担関係を考慮しない)は,ほとんど見かけませんね。
[2001/10/15 16:21:52]

お名前: くん   
中級者さんいろいろありがとうございました。
[2001/10/17 19:56:50]

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