記事タイトル:為替差損益の配分について教えてください 


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お名前: Supli   
はじめて書き込みさせてもらいます。

早速出申し訳ないんですが、
取引発生後に為替予約をした場合、期間が短期だと為替差損益は取引時のレートと予約日の差額を当期の損益、予約日以降は期間に配分。
長期だと予約日以降に差損益を配分しますが何で処理が異なるんでしょうか?
個人的にはすべての差損益を取引発生日から決済日までに配分したほうが普通じゃないかと思うんですが、
なんでああいう処理するんでしょうか?
[2001/10/01 21:21:03]

お名前: ぐれ    URL
こんにちは、Supliさん

以下、平成7年外貨基準(平成11年の改訂前)によります。

平成7年基準においては、決算時に短期はCRで換算しますが、長期はHRのままです。
この区別が振当処理についても援用され、長期については直直差額と直先差額をまとめて
期間配分します。もともと為替変動に伴う損益を計上するつもりがなかったんだから、た
またまそれが確定したとしても区別しなくて良いではないかという感じです。さらに、そ
のころの実務がそうなっていたことを尊重した結果でもあります。

なお、直直差額というのは、取引時のレートと予約日のレートの差によって生じる為替換
算損益ですが、とりあえずそこまではレートの変化が確定したと考えることができます。
そこで、もともと決算時にCR換算するつもりであった短期については、その分は当期の
換算損益として処理しましょう、というのが、これを区別して扱う理由です。

なお、平成11年の改訂により長短問わずCR換算となりましたので、振当処理を行う場
合であっても、長短問わず直直差額は当期の損益として処理するように変わりました。ま
た、予約についてもより理論的な方法が原則とされ、振当処理は暫定的に容認される方法
にすぎなくなりました。
[2001/10/03 10:06:59]

お名前: Supli   
ぐれさん、ありがとうございます。
会計基準が変わっていってるんですね。

何が変わってどうなってるのやら、はじめての1級に悪戦苦闘の自分では
なかなかそこまで手が回りません。
ちょっとどこかで調べておかないとだめですね・・・。
[2001/10/04 00:59:00]

お名前: ぐれ    URL
こんにちは、Supliさん

会計基準はここ数年で大きく変わりました。現在も改訂作業が続けられています。日商検
定はしかし試験なので、必ずしも最新の基準によって試験が行われるわけではなく、大規
模改訂された後の会計基準を全面的に適用するのは来年からであると発表がされています。

そこで、外貨換算会計についてなのですが、わたしは次回99回検定は平成7年改定後平
成11年改定前の基準に基づいて出題されるモノと理解しているのですが、平成11年改
定後の基準に基づいて出題されると理解されておられる方もいらっしゃるようです。

そのあたりについては、下の「誰か助けてー [12] [2001/09/28 19:29:36] 」というトピッ
クに何人かの方が書かれています。私も自分の考えを書きました。ごらんになればなんら
かの参考になるかもしれません。
[2001/10/04 08:01:26]

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