よく見たら、誰も仕訳について教えてあげていないじゃないですか。カズさん、遅ればせな
がら、説明します。
商品券による販売は、いったんお金を預かってから、あとで物を給付するタイプの商品売買
です。まず、商品券と引き替えにお金を受け取ったときには、売上ではなく、前受金を意味す
る商品券勘定を使用して
現金 ××/商品券 ××
と仕訳します。これは商品券を売ることが商売なのではなく商品券と引き替えにするものを売
るのが商売なので、この時点で売上を計上してはなりません。
そして、商品券と商品とを交換したときに商品券を売上に計上する仕訳をします。
商品券 ××/売上 ××
さらに他店と共通商品券を発行しているときには他店発行の商品券を受け入れて商品を販売す
ることがあります。このときに売上債権を意味する他店商品券勘定を使用して
他店商品券 ××/売上 ××
と仕訳します。このときの他店商品券の性格は売掛金と同じです。そして最後に共通商品券の
精算をします。つまり、当店が受け取った他店発行の商品券と、他店が受け取った当店発行の
商品券とを交換し、足りないときは現金等で精算するのです。すなわち、会計上は計上されて
いる他店商品券勘定と商品券勘定とを相殺処理をするのです。
商品券 ××/他店商品券 ××
以上が概要ですが、これでよろしいでしょうか?
[2001/01/27 18:46:12]