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お名前： コスト小僧
基礎的なことですが、どなたか教えてください.
損益分岐点図表で、売上高線、総費用線、変動予算線、固定費があるとします.
また、Ｘ軸が売上高でＹ軸が売上高と総費用を表しているそうですが、
わたしが思うにはＸ軸は単位の数字だけであってなぜ、売上高を示すのでしょうか.
また、そうであるならば、Ｘ軸はなぜ総費用を表していないのですか?
[2001/07/26 13:08:04]
お名前： こめ
こちらの書き込み内容は、クレームがあったため削除致しました。
ご了承ください。
[2001/07/26 15:49:19]
お名前： 与太郎
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損益分岐図表はＸ軸を「売上数量」とする場合もあります。その場合は、各線の傾きは売上１個あたりの金額（売上単価、変動費単価）を表します。
Ｘ軸を売上高にすると、総費用線の傾き（＝変動費線の傾き）は変動費率を表します。損益分岐図表は率を問題にすることが多いので、Ｘ軸を売上高として描くことが多いようです。
また変動費と固定費の位置も変動費線を下に書く場合、固定費線を下に書く場合と２種類あります。
[2001/07/27 21:30:52]
お名前： ぐれ
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こんにちは、コスト小僧さん、与太郎さん
損益分岐点図表はグラフですから、Ｙ軸に目盛りがとられる「なにか」が、Ｘ軸に目盛り
がとられる「なにか」の動きに応じてどのように変わってくるのか、を示しています。
ここで、Ｙ軸の「なにか」に、売上高、総費用、変動費、固定費があります。これらが、
Ｘ軸の「なにか」に対応して変わってくるのだ、と考えるわけです。
ここで、変動費と固定費は操業度の増減に応じて増減するかどうかによって区別していま
すので、Ｘ軸に操業度をもってくるのが素直なわけです。操業度は作業時間で表現しても
良いし、生産数量で表現しても良いわけです。
ところが、ＣＶＰ、あるいは直接原価計算の議論でご存じのように、損益予測のためには
在庫の変動がもたらす影響を除外するのが適切であるので、操業度を若干変更して売上数
量ないし売上高をＸ軸に置くわけです。売上数量のに代えて売上高でも良いのは、利益を
予測する段階では単位あたり販売価格が変化しないと考えるからです。
そして与太郎さんが適切にご説明なさっているように、費用のみならず、売上高も、Ｘ軸
である売上数量または売上高と比例関係になりますので、Ｙ軸にある売上高・総費用・変
動費・固定費を適切に比較検討できるわけです。
というわけで、普通の損益分岐点グラフは、
Ｓ ＝ Ｓ
ＴＣ＝ ａ×Ｓ＋ｂ
Ｓ ：売上高
ＴＣ：総費用
ａ ：変動費率
ｂ ：固定費
という関係をグラフ化しています。
Ｘ軸に総費用を置くことは当然できますが、その場合は、通常見る損益分岐点グラフとは
違うものになります。仮にＸ軸に総費用を置いた場合は、
ＴＣ−ｂ
Ｓ＝ −−−−−−
ａ
ＴＣ＝ＴＣ
というグラフになります。原点ではマイナスの売上高になり実現不可能です。これはとて
も見にくいです。ですから使われていません。
[2001/07/28 12:12:34]
お名前： コスト小僧
与太郎さん、ぐれさんどうもご回答ありがとうございます.
ぐれさんの記事に確認および再質問させてください.
�。惻瓦�なぜ総費用を表していない理由はわかりました.
�■咫瓧咾硲圍叩瓧圍辰任垢�、これは損益分岐点図表を考える上で、
売上と総費用は別に切り離して考えるのですか.
Ｓ＝Ｓを例にとると、45度線になっていて、販売価格＝販売数量にもとらえること
ができます.
基礎的な質問ですけど、また、教えてください.
[2001/07/30 14:03:52]
お名前： ぐれ
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こんにちは、コスト小僧さん
まずＳ＝Ｓが４５度線であるのはそのとおりです。Ｘ軸に売上高をもってきた場合
だけ、この式が妥当します。Ｘ軸に販売数量をもってくる場合は、
売上高線： Ｓ ＝ｐ×Ｑ
総費用線： ＴＣ＝ｖ×Ｑ＋ｆ
という異なる式の組み合わせに変わります。Ｘ軸（説明変数）が変わるのだから、
そうですよね。Ｘ軸に販売数量をもってきたときについての説明は、与太郎さんの
ご説明が大変分かり易かったです。
なお、もしかしたら誤解を招いたかもしれないのですが、Ｘ軸に総費用が来ること
はありません。したがって、ＴＣ＝ＴＣという式がグラフに描かれることもありま
せん。
また「売上と総費用は別に切り離して考える」というあたりは、若干わたしには、
ご疑問の点が把握しにくかったのですが、もう少しご説明いただければ、なにか申
しあげられるかもしれませんです。
[2001/07/30 21:41:20]
お名前： コスト小僧
ぐれさん、たびたびすみません.感謝いたします.
Ｘ軸に販売数量をもってきて、Ｙ軸がＳ ＝ｐ×Ｑになるのはわかります.
また、総費用線もわかります.
ここで、なんでいきなりＸ軸に売上高がくるのかわかりません.45度線であれば、おのずとＹ軸
も売上高になります.
[2001/07/31 16:45:53]
お名前： ぐれ
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こんにちは、コスト小僧さん
なぜＸ軸に売上高を持ってくるのかをご説明したのが、まさにわたしの最初のレスです。
ですから、説明としては同じになってしまうのですが。
つまり、変動費と固定費というのは操業度の増減が変化をもたらす費用ともたらさない費
用です。そこで被説明変数である費用（変動費、固定費、総費用）を説明する説明変数と
しては操業度となります。説明変数がＸ軸にきます。
操業度は作業時間で表現しても、生産数量で表現しても良いわけですが、短期利益予測に
おいては販売単価が固定されるので売上高で表現してもＯＫです。ここで、販売数量と生
産数量が異なるではないか、ということにお気づきになるかもしれませんが、短期予測の
ためには在庫の変動がもたらす影響を除外するのが適切であるので、生産数量を使うより
販売数量を使うのがむしろ適切です。以上の２点から、Ｘ軸に来る「操業度」は、売上高
となります。
このような観点から売上高をＸ軸におくことで、結果的に４５度線分析により、費用と売
上高をＹ軸において比較することも可能となります。
[2001/07/31 20:42:56]
お名前： コスト小僧
ぐれさん、レスが遅くなってすみません.
この件、わかりましたよ.考えてみれば、なんのことはないのです.いや、考えすぎなのかもしれません.
ぐれさんがお書きになったように売上高にＸ軸がくるのが事の始まりで、それをもとにして
変動費を算出し、固定費とともに総費用曲線がＹ軸にでき、Ｙ軸に売上高がくるのは、４５度線分析により、費用と売上高をＹ軸において比較することなのですね。
[2001/08/02 14:48:42]
お名前： ぐれ
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こんにちは、コスト小僧さん
そうです。まさしくその通りです。良かった良かった。
[2001/08/02 22:13:10]
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