記事タイトル:税効果会計について 


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お名前: あき   
どなたか税効果会計について、わかりやすく教えてください。

例えば、土地 100/評価替剰余金 100  の時で

どうして、税金を繰り延べることが必要なのですか?
[2001/08/25 13:29:21]

お名前: 借金大魔王   
もし、売却したとしたら、評価剰余金は土地売却益になり、税金を払わないといけません。
その金額を負債として認識します。
実効税率40%とすると、40を繰延税金負債に計上するのです。

   土地 100  /  繰延税金負債  40
           /  評価剰余金   60
[2001/08/25 22:12:29]

お名前: あき   
借金大魔王さん、ありがとうございます。

「もし、売却したとしたら」ていうのは、どちら(子会社か親会社)が、子会社に対してですか?親会社に対してですか

また、売却というのは、1度評価替をした後に行うという意味なのですか?

単純すぎてすいません。
[2001/08/27 18:31:06]

お名前: ぐれ    URL
こんにちは、あきさん、借金大魔王さん

借金大魔王さんがおっしゃっている「もし売却したら」というのは、その土地を持ってい
る会社がということです。連結で評価替えするのは子会社の資産ですから、子会社が売却
したらということになります。誰に売却するかというと、連結外部者に売却する場合と考
えていただくのがよろしいかと思います。

例えば、100%子会社を想定します。この子会社は簿価500、時価600の土地を保
有していたものとしましょう。評価替えの際に、ただ評価するのではなくて、実際に第三
者に売って、ただちに買い戻したとすれば、

(借)現金預金 600 (貸)土地   500
               土地売却益100
(借)土地   600 (貸)現金預金 600

となって、実効税率40%の仮定の下では40の法人税を納めます。

(借)法人税等  40 (貸)現金預金  40

連結の際には実際に売るわけではないし、また損益を動かさず、直接資本の部を増加させ
ますが、この土地の評価差額というのは観念的には、いつか連結外部の第三者に売ってし
まえば生じるであろう「土地売却益による将来の剰余金増加額の予約」のような性格を持
つわけです。そうであれば、いつか連結外部の第三者に売るときには税金を負担するわけ
ですから、その分も負債として認識しておかないとバランスが取れません。

というわけで、評価替えをするなら、将来の利益を認識すると同時に、それに対応する将
来の負債も認識しましょう、というのが、この場合の繰延税金負債の意味になります。
[2001/09/02 10:52:30]

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