記事タイトル:前に進むために98回工原の質問させてください |
99回に向けてしきり直しです。でもその前に98回を辛いけど復習しました。 そこで模範解答を見てどうしても分からないところが2箇所あります。 1.工業簿記の最後の問題 階梯式配賦法の優先順位のつけ方で 提供先が同数の場合、第1次集計費の多い部門を先順位とするか、 用役提供額の多い補助部門を先順位とする(新検定簿記講義より) とあります。そして問題ではまさにここのところが問われていますが そもそも用役提供額って何?問題では実際配賦だから差異が発生しないので 第1次集計費も用役提供額も同じになり、よってどう考えても甲→乙しか 順位付けできないのですが・・・。 2.原価計算で、「売上高〜年間製造・販売量5万個を基準に・・・」というところが どうしてもわかりません。というより納得いきません。 取替問題ではそもそも販売能力や製造能力は同じなので 差額はないのは分かりますが(問題文にも製造費用は削減されないとある) 問題では仕損割合がちがうので、どちらかを統一すると どちらかが変わってきて、よってそこに差額が生まれるのではないかと思うのですが。 (5万個の売上を達成するためにはいくつ製造しなければならないというのが 甲案と乙案では違うので、かかる製造原価が違ってくるという意味) それなのにあえてこのように条件設定をするのは、私にとっては「無理やり」としか 思えず、どうも自然でないようでしっくりしません。私は考えすぎなのでしょうか、 それとも根本的に理解してないのでしょうか。このことで夜も眠れない私をどなたか 救って下さい。お願いします。[2001/06/20 17:29:09]
こんにちは、やまさん 1.部門別 補助部門の順序を決定するために利用するデータである「用役提供額」とは「他の補助部 門への用役提供額」とお考えになると明確になるかと思います。これに対し「第一次集計 額」とは「製造部門も含めた他の部門への用役提供額」ということになろうかと思います。 いずれのデータも補助部門間の用役授受のうち、無視する部分がどのくらいになるのかを 推定するために用いるものです。 2.設備投資意思決定 ご疑問の点を必ずしも十全に把握はできなかったのですが、わかる範囲で。 まず「基準に」とあるのは、これをゼロ点に設定するというだけであり、差額がないとい うのではなく、差額計算をしなさいという問題です。 この問題における仕損というのは、手直しをして売却してしまったり、発見できずに売っ てしまったりしてしまっているので、販売量の一部分にすぎません。手直しをすれば変動 費がかかるので、その分のキャッシュフローは勘案されています。これがおっしゃるとこ ろの製造原価の差額になるとお考えになってもよろしいかと思います。 ぜんぜん外しているかもしれませんが、簡単に流れを説明したものがありますので、もし よろしかったら読んでみていただけませんか。 http://www5b.biglobe.ne.jp/~sakura3/1qsp/365609294110076.html[2001/06/23 23:21:32]
ぐれさん、親切な解説ありがとうございます。要するに私の知識不足でした。 不合格も納得です。 そしてお礼遅れてすみません。 暫くネットの全く出来ない環境に身を置いてましたので 早速帰って開いてみたらあったあった、ほんとに嬉しかったです。 私のこんないじけた質問に答えて下さって感動しました。 これからも私の愚問に懲りずにご指導よろしくお願いします。[2001/07/05 00:44:20]