書き込み欄へ
ヘルプ
お名前： ぎゃとこ
はじめましてです
早速質問があります
任意積立金を未処分利益にする一連の仕分けはなんとなく分かりますが
決算時の仕分けの意味がよく分かりません
教えてください
[2001/02/08 17:43:28]
お名前： くまらー
すみません、回答ではないですが・・・
実は私も同じ当たりの所がわからないのでどなたか教えて頂けませんか。
任意積立金取崩額勘定というものは、どのような科目として考えるべきなのでしょうか？
これは、収益とか費用とかの区分には含まれるのですか？
[2001/02/08 21:35:48]
お名前： ジュリアン
まず、前提知識の確認です。
株主総会決議による任意積立金の取崩と、取締役会決議による任意積立金の取崩、
違いがあるのは理解されてますね？
ここでの質問は、後者、取締役会決議による任意積立金の取崩として回答します。
任意積立金の取崩は本来、未処分利益の減少ですから、次の仕訳で済んでしまいます。
（借）任意積立金 ×× （貸）未処分利益 ××
ただし、通常はこの仕訳を2段階に分けて処理します。
� 兵據貿ぐ媽冦�金 ×× （貸）任意積立金取崩額 ××
�◆兵據貿ぐ媽冦�金取崩額 ×× （貸）未処分利益 ××
このうち�，了徒�は取締役会決議の直後に行い、�△了徒�は決算整理が終わった後、
いわゆる損益振替仕訳の段階で行います。2つの仕訳を通して見ると上記の「本来」の
仕訳に一致することを確認してください。
さて、なぜ2段階に分けるか、という点について。
取締役会決議による任意積立金の取崩はP/Lの最後に表示する必要があります。
なぜなら現行制度では、P/Lの最後の行で「未処分利益」を計算することが
要求されているからです（詳しくはお手持ちのテキスト等のP/Lのフォーマットを
参照）。
P/Lの作成は決算整理後T/Bから行いますが、上記「本来」の仕訳をしただけでは、
任意積立金の取崩をT/Bに残すことができなくなってしまいます。いっぽう、面倒ですが
2段階方式の仕訳をすれば、後T/Bに「任意積立金取崩額」がはっきりと残る、実は
ただそれだけの理由です。
なお、株主総会決議による任意積立金の取崩は「利益処分計算書」に表示され、
P/L「前期繰越利益」の計算に織り込まれるので、2段階方式のような面倒な処理は
不要です。
[2001/02/08 23:50:45]
お名前： ジュリアン
訂正です。
5行目「未処分利益の減少ですから・・・」→「未処分利益の増加ですから・・・」
追加です。
ぎゃとこさん＞
決算時の仕訳は、未処分利益の増加を処理するために行います。
または「本来」の仕訳に戻すための修正仕訳とも考えられます。
くまらーさん＞
「任意積立金取崩額」a/cは、収益でも費用でもない特殊な勘定です。
強いて言うなら未処分利益の評価勘定という位置付けになります。
[2001/02/08 23:55:12]
お名前： くまらー
丁寧に解説していただき、ありがとうございます！
すごくよく理解することができました！
ありがとうございます！
[2001/02/09 01:28:35]
このテーマについての発言をどうぞ。
※半角カナは使用しないようにしてください。文字化けします。
記事一覧に戻る