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お名前： ぱん。
実査法変動予算についてお願いします。
実査法変動予算の予算差異と操業度差異を求める時に
補完率を使いますが…
どうして図で見るところのあの部分が
予算差異と操業度差異になるのでしょうか？
これは準固定とかと関係してくるのでしょうか？
予算の中に固定費も変動費も含まれているとのことですが
よく分かりませんでした…
あとどうして基準操業度以外に他の％の操業度の一次関数の直線を
使用するのかも理解できません。
問題は何とか図や公式を使って解けたのですが
実査法変動予算の本当の意味での理解ができません
どなたか分かりやすく教えていただけませんでしょうか？
でいれば固定予算や公式法変動予算との違いなども
できればお願いします。
固定予算は今では使われていないとのことですが
どこに欠陥あるのかなど…（予算差異とは名前が付いているものの
実際は公式法変動予算のような予算差異とは違うのですか？）
[2002/01/22 03:11:19]
お名前： ばん。
申し訳ございません…
何か質問の仕方に問題がありましたかな…
もしかしたら多くのことを質問しすぎてしまってかもしれませんが…
何かヒントになることや小さなことでもいいので
宜しくお願いします。
[2002/01/23 02:40:47]
お名前： タカシ
製造間接費は、
�＾貭蠅隆�間で予算をたてて、
�△修隆�間の予算額をもとに予定配賦率を決めて、
��実際の予定配賦額を算出します。
この場合の予算の立て方に、
�〜犇氾戮諒册阿鮃洋犬靴覆ぁ、�固定予算
�∩犇氾戮諒册阿鮃洋犬垢襦 、�変動予算
があります。
固定予算では、操業度の増減にかかわらず、一定の金額を予算額とします。
変動予算では、操業度の増減を加味して、予算をたてます。
原価要素には、操業度の増減にかかわらず一定額が発生する原価要素（固定費）だけじゃなく
て、操業度の増減に応じて変動する原価要素（変動費）もあります。
ですから、その全部を操業度にまったく関係なく固定的に予算をたてるのは、多くの場合には、
あんまり合理的では、ありません。
こんなことは、考えにくいですが、仮に全く操業しなかった場合の実際の製造間接費の発生額
は固定費部分ってことになります。
そうすると基準操業度のもとにおける予算額（固定費と変動費が一緒）のうち、変動費相当額
が予算差異（有利差異）ということになります。
これって何か変ですよね。
固定予算は、実際の操業度が基準操業度から大きく離れると、あんまり役に立たないんです。
でも簡単ってことなんでしょうね。
原価要素を（ある意味では無理無理に）固定費と変動費とに分けて、予算額が「一次式」であ
らわせるようにしたのが「公式法」変動予算です。
公式法変動予算では、製造間接費を必ず固定費か変動費の要素に分けます。
でも、実際の原価要素のすべてが、きっちり固定費、きっちり変動費っていう具合に、きれい
に区分できるように発生している訳ではありません。
実際には、変動費的な要素ではあっても、操業度にきれいに正比例するとは限らない訳です。
グラフでいうと同じ右上がりでも、段々がついていたりってことも当然ある筈です。
公式法変動予算には、かなりの程度の割り切り（擬制≒インチキ）が必要なんです。
では、もっと正確に予算をたてるとしたら、操業度ごとに予算をたてる以外にありません。
でもすべての操業度の予算を想定するのは、事実上、不可能です。
そこで基準操業度に対して一定間隔での操業度を決めておいて、その操業度のもとでの予算額
をあらかじめ決めておくのが、実査法変動予算です。
基準操業度だったらいくら、その90％の操業度だったらいくら って感じです。
ですから実査法変動予算の場合には、実際の操業度が、あらかじめ想定された操業度の間にあ
る場合には、予算額がいくらなのかがすぐにはわかりません。
そこで補間法を用いることになる訳です。
その間は比例的に変動しているものって考えて計算せざるを得ないってことなんでしょうね。
グラフでいうとその間は、右上がりの直線ってことになります。
固定予算は、いい加減だけど、簡単。
公式法変動予算は、ちょっと割り切りがある。
実査法変動予算は、めんどうで、補間法はインチキくさい。
というような感じでしょうか。
図の関係ですが（図は言葉ではつらいですが）、
公式法変動予算のよくある図では、固定費配賦率を右下がりの線にして、下側で操業度差異を
求めています。
この場合の操業度差異は、
操業度差異＝固定費率×（実際操業度−基準操業度）
ででます。
結局、変動費を操業度に正比例するものって考えてるのが、公式法変動予算ですから、変動費
部分からは操業度差異はでないんで、固定費部分だけで操業度差異が計算できるってことなん
でしょうか（自分でいっててわかってませんが）。
この図と比べるとたぶんおっしゃっている実査法変動予算の差異分析の図の感じはちょっと感
じが違うってことになるのかもしれませんね。
でも、配賦率そのものをゼロから基準操業度の予算額までの右上がりの線で書いたものとは基
本的な考え方は同じです。
この場合の操業度差異は、
操業度差異＝予定配賦額−予算（許容）額
です。
図（シュラ図）での予算差異と操業度差異との関係は、実査法変動予算と公式法変動予算とで、
基本的には変らないんです。
ただ、実査法変動予算では、そもそも変動費と固定費とを区別して予算をたててませんから、
固定費率から操業度差異を計算するってのはできない訳です。
予算額と実際額の差（予算の線をはみ出た部分）が予算差異で、
実際額と配賦額の差（予算の線と配賦の線の差）が操業度差異 です。
うーん。量的には、大きくなりました。
でもヒントになっとんのかい。
[2002/01/23 23:09:28]
お名前： ばん。
タカシさんへ。
すごくよく分かりました！感謝します♪
実は過去ログを見ていろいろ吸収できるかなと
思って見ていたのですが…
タカシさんの回答はどれも丁寧で分かりやすく
こういう風に考えるのか！といったことの連続でした♪
結構２級の項目でも暗記で終わってるところが
あるところに気づきました。
原価計算ってちゃんと理解すると楽しいんですよね♪
ありがとうございました♪
[2002/01/27 07:48:43]
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