記事タイトル:社債発行差金!? |
社債発行差金についての説には、利息説と信用度説があると学んだのですが、いまいちよく分かりません。信用度説というのは一体どのような説なのか教えて下さい。また、利息説には、評価勘定説と、前払利息説があるのは理解しているのですが、それぞれが、どういった事なのかは全く分かりません。是非、詳しく教えて下さい。お願いします。[2001/12/03 16:40:15]
信用度説というのは、新井清光先生の説のようです。「財務会計論」をご覧ください。 割引発行は発行会社の信用度の格差を反映したものだとして、利息説に反対する説のようなのですが、割引発行は信用度が低い分だけ実質金利を高くしているのだと考えれば、結局、利息説と同じことではないかと個人的には思います。 評価勘定説というのは、たとえば額面100の社債を95で発行した場合に、本来は社債の当初計上額を95として満期保有目的の債券と同じように償却原価法で処理すべきであり、社債発行差金は、社債を額面で表示するために便宜的に両建計上しているだけのものであって、本質的には社債のマイナスと考えるべきだという説です。 これに対し、前払利息説は、社債発行差金の本質は長期の前払利息であり、資産性があるのだという考え方で、いちおう現時点の通説だと思います。[2001/12/04 12:39:55]
MOさん、分かりやすい説明ありがとうございました。 「財務会計論」については、近いうちに探してみます! 勇気をだして質問してよかったです。 本当にためになりました(^ー^)V ありがとうございました。[2001/12/04 16:39:11]