記事タイトル：最適セールスミックスについて教えてください
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お名前： めーたん
はじめまして。
次の問題の考え方からわかりません。どなたか教えていただけませんか?
解答を見ても、なぜ機械加工時間１時間あたりの貢献利益の大きいものから優先的に製造するのかから分かりません。
Ｚ２をめいいっぱい製造したら最大の利益が得られるような気がするのですが。
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カテキン社では製品Ｚ１，Ｚ２，Ｚ３を生産・販売している。Ｚ１，Ｚ２，Ｚ３に関するデータは次の通りである。
カテキン社では最大でいくらの営業利益を獲得することができますか。また、そのときのＺ１，Ｚ２，Ｚ３の生産・販売量を求めなさい。
なお，個別固定製造費は、当該製品の生産販売を完全にとりやめた場合には全額回避可能だとする。
Ｚ１ Ｚ２ Ｚ３
販売単価 1000円 1400円 750円
１個当たり変動製造費 370円 600円 400円
１個あたり変動販売費 70円 80円 50円
個別固定製造費 500,000円 300,000円 300,000円
製品１個当たり機械加工時間 2時間 3時間 1時間
製品の予想需要限界量 3000個 5000個 3500個
Ｚ１，Ｚ２，Ｚ３の共通固定費・・・1,000,000円
利用可能な機械総時間 ・・・・・・11,000時間
[2001/09/07 15:25:38]
お名前： モグタン
貢献利益だけを見れば、Z2が最も大きいように見えますが、Z2を1個製造するには
3時間もかかってしまうんです。アルバイトの時給のように考えれば、「なるべく
短い時間でたくさんのお金」をかせぎたいですよね。それと同じようにまず「時給」
に注目するんです。そうすれば機械加工時間一時間あたりの貢献利益単価がZ2は＠240/h
となり、Z3は＠300/hとなるので、一番利益を出しているのはZ3ということになるんです。
[2001/09/07 15:53:19]
お名前： めーたん
モグタンさん、さっそくお返事ありがとうございました。
とてもわかりやすい説明をありがとうございました。
考え方はなんとなくわかったような気がするのですが、、、
でも、私が計算するとやっぱりＺ２の利益が一番多く出てしまうのですが。。。
そんなこと無いでしょうか？
お忙しいところ申し訳ないのですが
もう少し具体的にいくら利益がでるのか、その計算手順を教えてください。
[2001/09/07 16:34:04]
お名前： w1236
割りこんで申し訳ないです。勉強がてら問題に見入ってしまい考えてみました。
そうですね〜。お悩みの箇所にのみ焦点を当てますと、
まず「利用可能な機械総時間 11,000時間」とありますね。これが制約条件になってしまいます。どんなに儲かる製品をがんばって作っても、この時間は超えられないわけですね。
では、この11000時間を目一杯使ってそれぞれ１機種のみ製造したとしますと…
Ｚ１(加工時間2時間)１１０００h÷２h＝５，５００個作れます。
Ｚ２(加工時間3時間)１１０００h÷３h≒３，６６６個作れます。
Ｚ３(加工時間1時間)１１０００h÷１h＝１１，０００個作れます。
これにそれぞれの貢献利益をかけると、Ｚ３が一番大きくなりますね。
ですから、Ｚ３をできるだけたくさん作ることが儲かるわけです。どうでしょう？
もぐりんさんの時間当たり貢献利益を出す計算を逆にやっただけですけどね。
もちろんこの後、需要限界量等、他の制約条件を加味して最適セールスミックスを割り出すのですが。
[2001/09/07 18:20:29]
お名前： ももた
横から失礼します。
この問題、私も以前からギモンに思っておりました。
作問者の意図としては、時間当たりの貢献利益が大きいものから優先的に
製造し、かつ個別固定費の回避を考慮できるかを問うているのは（解答から判断して）
わかるのですが。
＜解答＞ Ｚ１：０ Ｚ２：２５００ Ｚ３：３５００
最大営業利益：１，２５０，０００円
しかし、めーたんさんのおっしゃるようにＺ２をめいっぱい製造するというのも
間違いとは言えないと思うのです。というよりもこっちが正解ではないかと。
＜Ｚ２を出来る限り製造し、Ｚ１、Ｚ２は製造しない場合＞
貢献利益 720円 × 3,666個＝ 2,639,520円
−）個別固定費＋共通固定費 300,000円＋1,000,000円＝ 1,300,000円
＝）営業利益 1,339,520円
この場合の機械利用時間は 3,666個×3時間＝10,998時間 ですから利用可能時間に
収まります。
問題文に、機械利用可能時間をすべて利用して生産する旨が書かれていない以上
これが、カテキン社の獲得できる最大の営業利益だと思うのですが。
皆さんのお考えをお聞かせください。m(__)m
[2001/09/07 18:52:05]
お名前： ぐれ
ＵＲＬ
こんにちは、みなさん
モグダンさんがご説明になった稀少資源単位当たり貢献利益を利用する方法は、
非常に優れた簡便法だと思うのですが、この問題ではももたさんがご指摘のよう
に個別固定費が回避可能である（問題文から明らかです）ため、これがうまく働
きません。
結果的には、ももたさんが書かれたように、Ｚ２のみを製造するのが最も営業利
益の大きい方法になります。めーたんさんの最初のご疑問が正当であるというこ
とです。
[2001/09/08 09:39:23]
お名前： モグタン
この問題のよくあるパターンならば私の方法で簡単に出るとは思います。
が、この問題には「個別固定費」なるものがあるので、ももたん、ぐれさん
のおっしゃるとおりにZ2が最も営業利益が大きくなるようです。手を抜いて
しまうとこのようなミスをするといういい例になりましたね・・・（涙）
[2001/09/08 10:51:35]
お名前： めーたん
みなさん、いろいろとありがとうございました。
ちょっとひねくれた問題だったのですね。
やっと問題の解き方がわかりました。
実は、独学で勉強してて聞く人もいなくて、ココに書き込む前に出版社に電話で問い合わせてみたのですが、
考え方からわからないというのでは相手にしてもらえませんでした。
勇気を出して初めて書き込みしてみてよかったです。
これからもどうぞよろしくお願いします。
[2001/09/08 12:39:19]
お名前： ももた
ももたです。
ぐれさん、モグタンさん、ご意見聞かせて頂きありがとうございました。
自分の考えが的外れではないようなので安心いたしました。
めーたんさん、私も独学で日商1級を目指しています。
お互い頑張りましょう。
[2001/09/12 18:50:34]
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