記事タイトル:加重平均資本コスト2 


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お名前: ぶち   
前回の書き込み間違いがありましたので、
再度書き込みをします。

加重平均資本コストについて教えてください。


当社は、普通株6億円、社債4億円合計10億円の企業である。
財務方針としては、負債構成率は40%を維持
当期の税引き後の純利益は9、600万円。
判部は内部留保し、残りは配当金をしはらうこととした。

1. 投資資金としては、まず留保資金をあてる。
     留保資金の資本コスト率は、13.3%ととする。

2. 留保資金と組み合わせる他人資本を調達するには、
     社債を発行する。
     発行限度額は4、000万円で社債の年利率は8%である。
     社債発行限度額以上の資金調達は、長期借入金による。    
     その年利率は12%である。

3. 財務方針を維持する為に、留保利益以上必要となる自己資本を
     調達するには、新株を発行する。
     発行価額は1株500円で、発行価額に対する新株発行費の
     割合は7.6%である。

以上の条件により加重平均資本コスト率を求めなさい。

第一段階の加重平均資本コスト率は分かります。 9.9%
第二段階、第三段階の資本コスト率の求め方がわかりません。
解答の計算式は
第二段階   
(500円*13.3%)/500(100%−7.6%)=14.4%
 新株発行による資本コスト率?(何のことだか分かりません)
0.4(8%)(1−0.4)+0.6(14.4)=10.6%
 第二段階の加重平均資本コスト率 
第三段階
0.4(12%)(1−0.4)+0.6(14.4%)=11.5%
 第三段階の加重平均資本コスト率

特に、第二段階の加重平均資本コスト率が分かりません。
どなたかよろしく御願します。
[2001/11/29 10:15:36]

お名前: K   
ぶちさんこんにちは
資本コストは企業の正味調達額と投資家への将来の報酬の現在価値を等しくする割引率として
計算されます。そこで正味調達額をF、投資家への報酬をC、資本コストをkとし期間を永久と
仮定すると、
 F=C/k <=> k=C/F
となります。ここで正味調達額Fは企業に入ってきたキャッシュフローを意味しますが、新株
発行の場合は発行に際して新株発行費等の費用がかかるのでその分だけキャッシュフローの
流入が減少します。つまり新株の発行価格をP、新株発行費の割合をfとすると正味調達額
FはP(1-f)となります。これを上の式に代入すると
 k=C/P(1-f) となりk=(投資家への報酬=配当=500*13.3%)/発行価格500*(100%-7.6%)=14.4%
という新株発行の資本コストが計算できます。

 そのため第二段階の加重平均資本コスト(新株発行と社債)と第三段階(新株発行と借入金)の
それは解答の計算式のようになります。(法人税率が40%だとしたらですが)
[2001/11/29 11:02:14]

お名前: ぶち   
ありがとうございました。
[2001/11/30 11:14:23]

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