記事タイトル:建設に要する借入資本について教えてください。 


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お名前: カズ   
有形固定資産の取得原価で、自家建設した場合は、『建設に要する借入資本の利子のうち稼動前の期間に属するものは取得原価に算入することができる。』とあり、その中の借入資本と言うのは借入金のことだと思いますが、そうすると資本ではなくて負債ではないのですか?
負債のことは自己資本に対して、他人資本といったりするからですか?
もしそうだとしても、どうしてわざわざ借入資本なんていう言い方をするのかわかりません。
もう4ヶ月も簿記の勉強をしてるのに昨日簿記の『簿』の字が草かんむりではなくて竹かんむりであることにきずいてしまった、それでも1級をめざしている自分にどうか教えてください。
[2001/07/15 21:30:59]

お名前: sou   
しほん 0 【資本】

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(1)事業のもとでとなる金。また、比喩的に仕事や生活を維持してゆく収入のもととなるものをもいう。 
「商売の―を集める」「サラリーマンは体が―だ」


(2)〔法〕 株式会社・有限会社の営業のため株主または社員が出資した基金の全部
または重要部分を示す一定の金額であって、登記または賃借対照表により公示される金額。


(3)〔経〕〔capital〕土地・労働と並ぶ生産要素の一。
過去の生産活動が生み出した生産手段のストックで、工場・機械などの固定資本や
原材料・仕掛品・出荷前の製品などの流動資本からなる。
マルクス経済学では、剰余価値を生むことで自己増殖する価値運動体として定義される。
[2001/07/16 01:18:13]

お名前: カズ   
Souさんどうもありがとうございました。なんとなく分ったようなきがしますが、
建設のもとでであることを強調してるということでいいんでじょうか?
でも、マルクス経済では・・・の所は面白いなあと思いました。
1級合格できたらマルクスの本を読んでみたいと思いました。
souさんの文章はなんかすごくよいことが書いてあると思うんですが自分のレベルが低すぎて
真髄を理解するにはいたってないと思います。理解できるようがんばります。
[2001/07/16 04:24:20]

お名前: ぐれ    URL
こんにちは、カズさん

「簿」が竹かんむりなのは、むかしむかし紙がなかったころ、竹をうすく削って紙のかわ
りにしていたからなんでしょうね。

なぜ自家建設の取得現価について、わざわざ『借入資本』の語を使ったのか、というのは
難しいご疑問のように思います。

まず、自己資本−借入資本の対応を前提としているのはおっしゃるとおりです。貸借対照
表を眺めるときに、会計期末の財産を表現したモノだと考えて、実在するのは資産と負債
であり、資本は差額だと考えることもできます。これに対し、貸借対照表の貸方は資金を
どのように調達してきたかを示し、借方はその資金をどのように運用しているかを示して
いる、と見ると、調達元の性質によって、自己資本(株主資本)と借入資本(他人資本)
に大きく分けられます。わたしの場合は、B/Sの右側から矢印が入って、左側に抜けて
いくイメージが浮かびます。負債も借入資本も同じだからどっちを使うかは趣味の問題な
のかもしれません。

「適正な原価計算基準」の代表例である制度上の「原価計算基準」によれば、財務費用も
配当金も原価を構成しません。例外的に、一部の財務費用(支払利息)を原価に算入する
ことを容認したときに、借入資本の利息は算入を認めるけど、自己資本の利息(に該当す
る配当金)は算入を認めない、ということを強調したかったのかもしれません。

わたしもよくわからないのですが、面白いご疑問だったので反応してしまいました。
[2001/07/16 11:28:34]

お名前: カズ   
ぐれさんありがとうございました。
さらにイメージがつかめました。
また、『借方はその資金をどのようにうんようしているかを示し』のところは、貸借対照表の
見方のイメージもつかめた気がします。
[2001/07/16 17:15:19]

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