記事タイトル:商簿の総合問題の解き方 


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お名前: まお   
商簿に関しての総合問題なんですが、勘定分析や損益計算書を作成する問題で、
残高試算表の修正や期中取引など、多くの仕分けを行って、最終的に回答を
作成する問題で困っています。
どこから手をつけてよいのか、また仕分けを行っていてもどうしても最後に
ケアレスミスが出てしまいます。
どのようにといていったら、効率良く、間違いなしに解答できるのでしょうか。
諸先輩方のお知恵をお借りいたしたく存じます。
[2001/10/22 02:20:02]

お名前: 中級者   
 商簿の総合問題を解くにあたって,いくつか方法を上げていきます。

 まず,T勘定を書いて行く方法です。T勘定の借方に記入した場合は相手勘定の
貸方に記入するといった方法です。
 この方法の長所は貸借をT勘定にて把握するため,集計もれが少ないことが上げられます。
 逆に短所は修正や期中取引の全てのT勘定を書かなければならないため時間がかかることが
上げられます。

 次ぎに修正や期中取引などを問題用紙の残高試算表の脇に書きこんで行く方法です。
 この場合においても借方を書きこんだら貸方を忘れず記入します。
ただ,記入する数が多いと思われる現金勘定や売掛金,買掛金などは余白に
書ききれない場合があるので計算用紙に期首金額を記入しておき,そこに修正や期中取引の
金額を書いていきます。T勘定を用いない場合は加減を間違わないように注意してください。
 この方法の長所は時間が少なく済むということがあげられます。
 逆に短所はT勘定よりは集計もれが起こりやすいということが上げられます。

いずれの方法にしても簡単な仕訳は頭の中で行なって金額だけを記入していかなければ
なりません。
しかし,計算が必要な仕訳はケアレスミスを無くすため計算用紙にて仕訳を書いてから
書きこむようにします。

 結論としては,集計が苦手な方は,まずT勘定を書く方法をお勧めします。
そして,ケアレスミスが少なくなって問題の解くスピードを上げたいという方は
余白に書きこむ方法をお勧めします。

 私は,T勘定を書く方法で問題を解いています,この方法でも慣れればそれなりに
スピードが速くなりますよ。
[2001/10/22 13:41:07]

お名前: まお   
中級者様、さっそくのアドバイスありがとうございます。
独学だと、どうしても良いやり方が分からなくて、とても助かります。
やはり集計ミスをなくしたいので、アドバイスいただいたとおりT勘定を使ってみようと思います。
どうもありがとうございました。
[2001/10/22 23:17:44]

お名前: しん   
こんばんは。私は中級者さんの2つの方法(T勘定を書く&試算表の横に数値を記入)の
折衷案を採用しています。特に損益計算書の作成問題では試算表に記載されていない
勘定があります(決算整理勘定があるため)のでその中で集計作業に手間取りそうなもの
(受取利息が多い)についてはT勘定を使い、それ以外は試算表の横に
数値をメモるようにしています。
T勘定を使うかどうか(集計作業が大変かどうかの判断)は
問題を最初に素読みした時点で判断しています。
この方法ならば集計ミスも少なくでき、かつスピードも上げられます。
T勘定の方法になれた後に徐々に試してみると良いと思います。
[2001/10/22 23:45:34]

お名前: まお   
しんさん、どうもありがとうございます。
これまでも横に数値を記入する方法を使ったときに、よく記載されていない勘定を
抜かしてしまうことが多く、ミスが出ていました。
アドバイスのとおり、T勘定になれた後に、除々に導入していきたいと思います。
[2001/10/24 01:06:09]

お名前: 簿記の敗者   
 はじめまして。僭越ですが、私のやり方を参考までにお教えします。
というか、講師に教わった方法で、私がそのようにやっているのというだけなんですが。
 まず、かなり難解なところを除いては、基本的に仕訳は紙には書かず、頭の中に即座に
沸いてくるようになるまで徹底的にトレーニングします(←これが重要だと強調された)。
そして、前T/Bから後T/BやF/Sを作るといった問題に関しては、現金や売掛金と
いった比較的たくさん出てきそうなものを除いてT勘定は設けず(実際は現金や売掛金
でも必要ない場合がけっこうあるのですが)、決算整理を行った段階ですぐに解答欄に
書き込みます。もしこの後にもその勘定が出てきても、せいぜい1回か2回ぐらいなの
で、書き直せばいいのです。これだけでもかなりのスピードアップが図れます。
 他に、繰越試算表などが問題に与えられていて、そこから期中取引を行って後T/Bなど
を作成していくタイプの問題については、これは現金預金、売掛金、買掛金、手形等たくさん
出てくるものはT勘定が必要でしょう。ですが、やはりあまり出てきそーもないものはイキ
ナリ書き込みます。あと、関連するものはイッキに済ませましょう。例えば、期中に建物
を買ったとか売ったとか、燃えて保険金を受け取ってしまったとか、このような期中の処理
をしたら、すぐに建物の決算整理も行います。これにより、決算整理のときに再び、建物は
どうだったっけ、と考える二度手間が省けます。

 なんだか、いろいろとゴチャゴチャ書いてしまい、しかも、T勘定を使うと良い、とおっしゃ
られる方々の後に、それを使うな、と変なコトを言ったりして申し訳ありませんが、最も
大切なのは、ご自分で工夫をなされることだと思いますので、アドバイスはあくまで参考とし
てとどめておくのが良いかと思います。
それでは、あなたが合格しますように……
[2001/10/24 03:05:33]

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