記事タイトル:連結会計の棚卸資産について 


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お名前: あき   
連結会計の棚卸資産の未実現利益の控除について、分かりやすく教えてください。

期末については、 売上原価 /商品

ですよねこれは、期末商品が減るので売上原価が増加するからですね。

期首について   連結剰余金期首残高 /売上原価

になぜ、なるのですか?分かりやすく教えてください。

単純な質問ですいません。
[2001/08/25 13:37:59]

お名前: K   
あきさんこんにちは
質問の件ですが、まず連結会計は会計帳簿外で行われるものなので、前年度の修正仕訳を
繰り返す必要があります。そして前年度の売上原価の増加は、今年度の連結剰余金期首残高
となるので
      連結剰余金期首残高 / 商品  -----(1)
という再修正仕訳をきります。
そして当期において期首棚卸資産は未実現利益を含めた金額で売上原価に振り返られている
ので(仕入 / 繰越商品によって)、連結上それを取り消すため
      商品 / 売上原価           -----(2)
という仕訳をきります。
この(1)(2)の仕訳を合計することによって質問の仕訳が導けますよ。
[2001/08/25 14:51:27]

お名前: あき   
Kさんご回答ありがとうございます。
一つわからないのは、
「当期において期首棚卸資産は未実現利益を含めた金額で売上原価に振り返られている」
て書いてましたよね。

これは、前期の期末商品において未実現利益は、消去されているのではないのですか?
[2001/08/27 18:08:36]

お名前: K   
あきさんこんばんは

>これは、前期の期末商品において未実現利益は、消去されているのではないのですか?

 確かに前期の期末商品についての未実現利益は消去されていますが、それはあくまで連結上
の話です。すでに書きましたが連結財務諸表は会計帳簿外で作成される(精算表などによって)
ものです。したがって(売上原価 / 商品)という仕訳はその期の連結財務諸表をつくるため
に便宜上きっているものであって、会計帳簿にそのような仕訳をするわけではありません。
 そして、次期に個別財務諸表の売上原価に振り返られる期首棚卸資産は会計帳簿による金額、
すなわち未実現利益が消去されていない金額に基づいて振り返られるため、未実現利益を含めた
金額が売上原価に振り返られることになるのです。
[2001/08/27 21:27:52]

お名前: あき   
Kさん詳しい説明ありがとうございました。
本当に本当にありがとうございました。
また、ご指導の程よろしくお願い致します。
[2001/08/28 13:41:45]

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